柔道男子・鈴木監督「3位決定戦でも勝つ気持ちにならないと日本代表とは言えない」斉藤に厳しいエール

[ 2024年8月3日 01:19 ]

パリ五輪第8日 柔道 ( 2024年8月2日    シャンドマルス・アリーナ )

<パリ五輪 柔道>男子100キロ超級、準決勝で敗れる斉藤立(撮影・平嶋 理子)
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 柔道100キロ超級の斉藤立(22=JESグループ)が2日、3位決定戦でアリシェル・ユスポフ(25=ウズベキスタン)に敗れ、史上初の父子金メダルを目指して降り立った初五輪は、無念のメダルなしに終わった。

 初五輪は無念のタップで終わった。開始1分すぎに技ありを奪われると、その直後に腕ひしぎ十字固めを決められ苦悶の表情でタップした。敗戦後は畳に大の字に。試合を終えた斉藤は「情けないっす。本当に本当に、応援してくださった方に情けない気持ちと申し訳ない気持ちしかなくて、これで自分、日本に帰れるのかと思っていて、本当に情けない気持ちでいっぱいです」と悔しさをあらわにし、自分自身に厳しい言葉を並べた。

 男子の鈴木桂治監督は、斉藤の結果について「まだまだ五輪でチャンピオンになる力はなかった。(準決勝は相手の)スピードと威力についていけなかった。3位決定戦でも勝つモチベーションにならないと、日本代表とは言えない。石井選手から金メダルを獲れてない。自身がコーチの2大会でも獲れてない。なかなかうまくいかなかった」と声を絞り出した・

 フランスの35歳“絶対王者”のリネールが同階級を制した。地元の英雄の3つ目の個人金メダルに沸きに沸く会場の大歓声を背に「五輪王者というものを大きく見ると、まだスター性は足りないと思う」と22歳の斉藤に厳しい言葉を送った。

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