5年前の白鵬杯で注目集めた元村康誠が佐渡ケ嶽部屋入門 12年ぶり復活の「新弟子二次検査」受検へ

[ 2024年4月17日 19:03 ]

元村康誠
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 日本相撲協会は17日、夏場所(5月12日初日、東京・両国国技館)の新弟子二次検査に元村康誠(15=佐渡ケ嶽部屋)が受検すると発表した。検査は19日、国技館のアリーナで行われる。

 身長1メートル67、体重67キロの体格基準に満たない者が運動能力テストを受ける「第二検査」が12年ぶりに復活する。2012年春場所までは、1メートル73、75キロ以上の体格基準に満たない者は1メートル67、67キロ以上であれば第二検査を受検することとなっていた。12年春場所から基準が緩和。1メートル67、67キロ以上(春場所の中学卒業見込み者は1メートル65、65キロ以上)でクリアとなり、第二検査は廃止された。

 そして昨年9月、入門の門戸を広げるためにさらなる基準の緩和が決定。身長1メートル67、体重67キロに満たなくても運動能力テストの結果によって合格することができるようになり、体格基準は事実上の撤廃となった。

 12年ぶりの「第二検査」受検者となる元村康誠は、秀ノ山親方(元大関・琴奨菊)の内弟子。佐賀・北方相撲クラブ出身で、かつて「琴奨菊チーム」として白鵬杯に出場したこともある。小学4年時の白鵬杯では、当時体重が自身の2倍以上あった冨山大翔(現・鳥取城北高1年)を大熱戦の末に破り、その動画がネット上で拡散されてテレビでも取り上げられるなど大きな話題を呼んだ。

 元村は昨年の全国中学校選手権で団体戦ベスト8に進出。身長1メートル60、体重65キロの体格で出場した今年2月の白鵬杯では、中学生の部で1勝を挙げていた。

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