【柔道】東京五輪女王・浜田尚里が涙の復活V「今までで一番うれしい」選抜体重別選手権

柔道全日本選抜体重別選手権最終日 （ 2024年4月7日    福岡国際センター ）

＜全日本選抜柔道体重別選手権大会＞女子78キロ級決勝、優勝する浜田尚里（撮影・平嶋　理子）
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　5月の世界選手権（アブダビ）選考会を兼ねて男女計7階級が争われ、女子78キロ級で東京五輪金メダルの浜田尚里（自衛隊）が2年ぶり4度目の優勝を果たした。東京五輪後は国際大会で優勝がなく、国内でも2年ぶりのタイトル。「優勝できていない期間が長かった。今までで一番うれしい」と人目をはばからず落涙した。

　寝技に持ち込めば無敵を誇る一方、五輪後はマークもきつくなり、得意の形に持ち込めない試合が続いた。世界選手権では22、23年とメダルを逃し、パリ五輪の出場を逃した。それでも「五輪がモチベーションではない。また優勝したかった」と現役続行への意欲は強く、今大会にも迷わずエントリー。「久しぶりに自分のいいところを出せた」と声を詰まらせた。

　3年連続の世界選手権代表入りも確実で、次は世界タイトルを取り戻す戦いに身を投じる。「またしっかり勝てるように頑張りたい」と、再び目の前の戦いに集中する。