【柔道】原沢久喜が初戦敗退 31歳のリオ五輪銀メダリスト「柔道人生をやり切りたい」選抜体重別選手権

[ 2024年4月7日 12:23 ]

柔道全日本選抜体重別選手権最終日 ( 2024年4月7日    福岡国際センター )

<柔道全日本選抜体重別選手権最終日>男子100キロ超級1回戦で敗退した原沢久喜
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 5月の世界選手権(アブダビ)選考会を兼ねて男女計7階級が争われ、男子100キロ超級で16年リオデジャネイロ五輪銀メダルの原沢久喜(長府工産)は1回戦で敗退した。16、19年王者の原沢は、昨年王者の太田彪雅(旭化成)と対戦。両者決め手を欠いたままゴールデンスコア(GS)の延長戦に突入すると、6分27秒、横車で技ありを奪われ敗れた。

 試合後、息を切らせたまま取材に応じた原沢は、「何度かチャンスがあったが、ものにできなかった」と悔やんだ。21年東京五輪でメダルを逃した後も現役を続けるが、パリ五輪代表争いには加われず、「立ち位置も目指す場所も変わった」と話す。直近では今月29日に体重無差別で日本一を争う全日本選手権(東京・日本武道館)の出場を予定しており、「もう一度、日本一になりたい」と話した。

 かつては日本柔道界の期待を一身に背負った重量級のエースも、31歳になった。「柔道人生をやり切りたい」と話す一方、現状では“やり切る”の具体的な事象を模索中。心の中で“やり切った”と思える日まで、原沢の柔道人生は続く。

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