【柔道】太田彪雅が2連覇 1~2月のジョージアへ単身武者修行で刺激的な経験」選抜体重別選手権

[ 2024年4月7日 19:19 ]

柔道全日本選抜体重別選手権最終日 ( 2024年4月7日    福岡国際センター )

<全日本選抜柔道体重別選手権大会>男子100キロ超級決勝、優勝する太田彪雅(撮影・平嶋 理子)
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 5月の世界選手権(アブダビ)選考会を兼ねて男女計7階級が争われ、男子100キロ超級は太田彪雅(旭化成)が2連覇を果たした。決勝では東海大同門の影浦心(日本中央競馬会)を延長戦の末に下し、「お互いに手の内が分かっていた。最後は粘り強く戦えた」と柔和な笑みを浮かべた。

 今年1月中旬から1カ月間、強豪国のジョージアへ単身武者修行に出かけた。きっかけは昨年12月、東京で行われていた国際合宿で、東海大時代の恩師、上水研一朗監督がジョージアの首脳陣に「冗談で(武者修行に)行くからと言った」ことがきっかけ。あれよあれよと話は進み、言葉も文化も生活習慣も全く異なる世界に放り出された。

 幸運だったのは18年世界王者で21年東京五輪銀メダルのグラム・ツシシビリが練習から生活面まで全面的にサポートしてくれたこと。最初の1週間はツシシビリの所属するクラブで練習し、2週間目からは同国代表合宿に参加。稽古が休みの日には2人で雪山を走りに行くなど、公私で元世界王者と行動を共にした。代表合宿ではケガ人が続出するほど激しい稽古を目の当たりにし、「刺激的な経験ができた。精神面は強くなった」と話した。

 3月にはグランドスラム・タシケント大会も制しており、初の世界選手権代表選出は確実。パリ五輪代表で年下の斉藤立を追い掛ける立場として、「選ばれれば優勝を目指したい」と一足早く世界一になることを誓った。

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