【ジャンプ】高梨沙羅「来季につながる締めくくり」2季連続未勝利も来季へ手応え W杯全日程終え帰国

[ 2024年3月27日 16:35 ]

シーズンを終えて帰国し、取材に応じる高梨沙羅
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 ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(クラレ)が27日、W杯全日程を終了し、羽田空港に帰国した。今季は2季連続で優勝なし、表彰台も2位が1回で年間総合9位と低調な成績に終わったが、「後半になるに連れて思ったことを体現できた。来季につながる締めくくりができた」と笑顔で振り返った。

 今季はシーズン前からプロ転向した男子の小林陵侑、中村直幹とチームを組み、合同でトレーニングを行い、ヤンネ・バータイネン氏の指導を仰いだ。試行錯誤の1年はジャンプスタイルを確立できずに苦しんだが、「3人でやって新しい刺激や新鮮味があった」と前向きに捉えた。

 3月には女子のW杯では初開催だったフランイングヒルの大会にも参戦。K点が200メートル、滞空時間も通常の倍という大きな台での試合は「夢だった」という。順位は6位だったものの技術の見直しにもメリットがあったようで、「ジャンプが良くなった。やりたいことが低速でできた」と話した。

 来季は26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪のプレシーズン。4度目の五輪を目指す高梨にとっても、大事なシーズンとなる。「学びや課題が多かった。来年は一つずつクリアしたい」と、次の冬へと視線を移した。

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