瀬戸大也「ちょっと何とも言えない」 本命400個メで五輪切符ならず「200バタ、200個メで」

[ 2024年3月18日 21:44 ]

競泳国際大会代表選考会第2日 ( 2024年3月18日    東京アクアティクスセンター )

<国際大会代表選手選考会>男子400メートル個人メドレー決勝、レースを終え悔しげな瀬戸大也(撮影・小海途 良幹)
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 瀬戸大也(29=CHARIS&Co.)が18日、男子400メートル個人メドレー決勝で派遣標準記録(4分10秒63)を突破できず、本命種目での五輪切符を逃した。

 背泳ぎからレースを引っ張った瀬戸だが、前半200メートルで目標タイムの2分を切れず、最後は18歳の松下知之(スウィン宇都宮)に自由形で逆転を許し4分10秒84の2位。派遣標準記録から0秒21遅れ、この種目での3大会連続五輪を逃した。

 昨年10月からオーストラリアで多くの有力選手を教えるマイケル・ボール・コーチに師事し、2月の世界選手権では銅メダル獲得もタイムは自己ベストから6秒以上遅い4分12秒51に低迷していた。「やってきたことは間違っていない」と自らを言い聞かせていた瀬戸。午前の予選は4分13秒03で全体1位のタイムを記録し、決勝で「最低でも派遣記録を切ることは意識したい」と意気込んでいたが届かなかった。

 レース後は隣の松下と握手を交わすも、タイムを見てぼう然。厳しい表情でプールから上がり「最後バテてしまった。今日は調子よく4分7秒台を目指していた。後半きつかった。派遣通らず、ちょっと何とも言えない。気持ちを切らさず200バタにチャレンジしたい。200個メで出場権を獲りたい」と声を絞り出した。

 ▽競泳パリ五輪への道 個人種目は、今大会の決勝で日本水連の定める派遣標準記録を突破して2位以内に入れば五輪代表に内定する。派遣標準記録は17~23年に開催された五輪、世界選手権の準決勝10位(準決勝のない種目は予選10位)の記録のうち最高記録を採用。昨夏の世界選手権の優勝者にも五輪出場権を付与する方針だったが、日本は金メダルなしに終わり内定者は出なかった。

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