17歳・平井瑞希 憧れ池江とともにパリ五輪切符!100バタ新星が池江抑えV「一緒に入れてうれしい」

[ 2024年3月18日 20:27 ]

競泳国際大会代表選考会第2日 ( 2024年3月18日    東京アクアティクスセンター )

<国際大会代表選考会>女子100メートルバタフライ、パリ五輪出場を決めボードを掲げる池江(左)と平井(撮影・岡田 丈靖)
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 高校2年生の平井瑞希(17=ATSC.YW)が18日、女子100メートルバタフライ決勝で憧れの池江璃花子(23=横浜ゴム)に勝利。派遣標準記録57秒34を突破しパリ五輪切符をつかんだ。

 憧れの人に勝った。パリ切符をつかんだ。目を輝かせて池江より先にインタビューを受けた17歳は「応援してくれてるみんなの力…。(池江と)一緒に入ることができてうれしいです」と笑顔を見せた。

 昨夏の世界選手権は女子100メートルバタフライ決勝に合わせて大会会場の福岡入り。父、妹ともに生観戦して、世界最高峰のレースを目に焼き付けた。芽生えたのは「世界で勝ちたい」との感情。トップ選手と差のある水中やターン動作を冬場の練習で強化して、飛躍的にタイムを伸ばした。

 隣のレーンを泳いだ池江は憧れの存在だった。過去の日本選手権で一緒に写真を撮ってもらったこともあるが、パリ五輪に向けて憧れるのはやめた。「16年リオ五輪の池江さんは高校生でメダルを獲れなかった。自分はメダル獲れるように頑張りたい」。パリでの目標は日本記録でのメダル獲得。本番まで残り4カ月、再び池江に勝つイメージを持ってトレーニングに励む。

 ▽競泳パリ五輪への道 個人種目は、今大会の決勝で日本水連の定める派遣標準記録を突破して2位以内に入れば五輪代表に内定する。派遣標準記録は17~23年に開催された五輪、世界選手権の準決勝10位(準決勝のない種目は予選10位)の記録のうち最高記録を採用。昨夏の世界選手権の優勝者にも五輪出場権を付与する方針だったが、日本は金メダルなしに終わり内定者は出なかった。

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