フィギュア織田信成 7位から逆転で西日本勝ったけど全日本はアウト 復帰届の提出が遅れ涙

[ 2023年10月29日 05:00 ]

表彰式で写真撮影に納まる(左から)三宅、織田、杉山
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 フィギュアスケートの西日本選手権第2日は28日、広島市のひろしんビッグウェーブで男女のフリーが行われ、ショートプログラム(SP)7位の織田信成(36=大阪スケート倶楽部)が155・45点をマークして合計216・75点で優勝した。年末の全日本選手権出場を懸けた今大会で出場圏内に入ったが、日本アンチ・ドーピング規程に触れたため、出られないことも明らかになった。

 大逆転優勝にもかかわらず、織田が悔し涙を流した。SP7位から迎えたフリーで4回転トーループを2本成功。頂点に立ちながら全日本選手権出場はかなわず「大会前には“(全日本に)絶対に出られない”と分かっていたけど。非常に残念」と悔しさをにじませた。

 昨年11月、9年ぶりに現役復帰。全日本選手権に臨むには大会6カ月前までに日本アンチ・ドーピング機構(JADA)へ復帰届を出し競技外ドーピング検査の対象となっている必要があった。だが提出したのは今年7月。同1月八戸国体にも未提出で出場したため、現在はペナルティーなどJADA規程に沿った手続きが進められている。今後は同規程も満たす来年1月下旬の国民スポーツ大会への出場を目指し11月に行われる大阪府の派遣選手選考会に臨む。

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