【ラグビーW杯】南アが連覇達成 3戦連続1点差で宿敵NZを下し涙の頂点 単独最多4度目世界一

[ 2023年10月29日 06:03 ]

ラグビーW杯フランス大会決勝   南アフリカ12-11ニュージーランド ( 2023年10月28日    サンドニ )

<ニュージーランド・南アフリカ>連覇を達成し、優勝トロフィーを掲げるシヤ・コリシ主将(中央)と喜びを爆発させる南アフリカの選手たち(AP)
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 過去3度の優勝を誇るライバル同士の決勝は、世界ランキング1位の南アフリカが同2位のニュージーランドを12―11で下し、大会2連覇を達成した。W杯の2連覇は、11年、15年大会を制したニュージーランドに続き、史上2例目の快挙。4度目の優勝は単独最多となり、名実ともに世界の頂点に立った。

 8万65人の大観衆が見守った試合は、前半だけでニュージーランドにカード2枚が出る荒れた展開に。その状況に乗じた南アフリカがSOポラードが4本のPGを全て成功させ、12―6とリードして折り返した。

 しかし南アも後半5分、コリシ主将が危険なタックルでシンビンになる一方、ニュージーランドは規律を改善してスコアチャンスを得られず。同28分には相手にこの試合初のトライを許し、リードはわずか1点に。それでも準々決勝、準決勝と続けて1点差で競り勝った前回王者は、勝ち方を知っているとばかりにリードを死守し、そのまま逃げ切った。

 自国開催の95年、フランス開催だった07年、そして前回19年の日本大会に続く4度目の決勝だった南アフリカ。両チーム合わせて4枚のカードが乱れ飛んだ頂上決戦を制し、見事世界一に輝いた。

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