ラグビー豪代表エディー・ジョーンズ監督が辞任へ 続投表明から一転 日本復帰へ加速 地元紙が一斉報道

[ 2023年10月29日 21:31 ]

オーストラリアのエディー・ジョーンズ監督(AP)
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 ラグビーW杯フランス大会で母国オーストラリアを率いたエディー・ジョーンズ監督(63)が辞任すると、豪紙シドニー・モーニング・ヘラルドなど複数の地元メディアが29日、一斉に報じた。オーストラリアはW杯の1次リーグC組を2勝2敗の3位で終え、同国初の1次リーグ敗退を喫し、同監督の去就が注目されていた。

 オーストラリア、日本、イングランドの代表監督を歴任したジョーンズ氏は、昨年12月にイングランド代表監督を成績不振を理由に解任されると、今年1月には2度目の豪代表監督に電撃復帰した。しかし大会前は5戦全敗と不振で、W杯でも同国初の屈辱を味わう結果となった。帰国後の今月17日には豪協会と契約を結ぶ次回27年大会までの続投に意欲を表明していたが、その後に地元紙が契約解除を同協会に申し出たと報道。続投表明から、わずか2週間足らずでの辞任が決定的となった。

 日本協会は今大会限りで退任するジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(53)の後任選考に着手しており、本紙の取材ではジョセフ氏の退任が明らかになった6月以前から最有力候補に挙がり、水面下の協議も行われている。ジョーンズ氏は再三の報道を全て否定してきたものの、辞任が決定すれば日本復帰への障壁は全てクリアになる。リーグワン東京ベイのフラン・ルディケ・ヘッドコーチ、ニュージーランド代表のスコット・マクラウド・DFディフェンスコーチも最終候補に挙がる中、ジョーンズ氏就任へ一気に事態が動く可能性が出てきた。

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