松生理乃、198・62点でISU公認のGPシリーズ初表彰台「楽しみながら滑れた」

フィギュアスケートGPシリーズ第2戦スケートカナダ第2日 （ 2023年10月28日    バンクーバー ）

松生理乃のフリーの演技（AP）
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　女子フリーが行われ、SP3位の松生理乃（中京大）は132・33点をマークして合計198・62点で3位となった。

　「Nella　Fantasia」に乗って冒頭の3回転ループを決めると、続くルッツ―トーループの連続3回転は回転不足となりながらも着氷。柔らかな演技でも観衆を魅了し、終盤は華麗なスピンを披露した。演技後、満面の笑みを浮かべる19歳はスタンディングオベーションで称えられた。

　「回転不足とか細かいミスはあったけど、大きいミスなく終えられて良かった。それ以上に、楽しみながら、お客さんの歓声などを聞きながら滑れたので良かったなと思います」

　今大会の出場が発表されたのは9月29日。紀平梨花（トヨタ自動車）の欠場を受けてのものだった。「どの試合でも笑顔で楽しくやりきれるシーズンになれば」。そう話してきた松生。ISU（国際スケート連盟）非公認だった20年度のNHK杯3位を除けば、これがGPシリーズで自身初の表彰台となった。