【バレー五輪予選】日本男子 パリ切符獲得!西田が号泣 天国の藤井さんと一緒に歓喜 スロベニアに3-0

[ 2023年10月7日 20:51 ]

バレーボール・パリ五輪予選男子東京大会兼W杯第6日   日本3-0スロベニア ( 2023年10月7日    東京・国立代々木競技場 )

<日本・スロベニア>喜びを爆発させる日本の選手たち(撮影・小海途 良幹)
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 4勝1敗で五輪出場圏2位の日本は、3位のスロベニアを3―0で下し、4連勝を飾った。ストレート勝ちなら五輪切符獲得が決まる大一番で第1セット25―21、第2セットも25―22で連取に成功。勝負の第3セットも25―18で奪い、見事に五輪出場権を獲得した。08年北京大会以来となる予選での五輪切符獲得となった。

 第1セットは、スタメンの平均身長で10センチ以上も高い相手に5連続失点して先行を許す展開。だが、13―16の場面から石川のスパイク、ブロックでの4連続得点を含むチーム5連続得点で逆転に成功した。主将がこのセットだけで7点を奪い、最後は高橋藍(日体大)の得点で先取した。

 第2セットも激闘だった。互いに譲らない展開が続いたが、14―15の場面から西田有志(パナソニック)のスパイク、ブロックなど3連続得点で主導権を握る。直後に3連続失点で後退したが、高橋藍、高橋健太郎(東レ)の得点などで再び3連続得点でリードを奪い、五輪切符へあと1セットと王手をかけた。

 第3セットも、ヒートアップしてイエローカードが出るスロベニアとは反対に、日本は冷静に西田、高橋藍のスパイクで加点。14-14と息詰まる展開では関田(ジェイテクト)が相手のミスに乗じてスパイクを決めるなど、5連続得点で突き放した。最後まで勢いを失わず、日本はそのまま第3セットで五輪を決めた。

 五輪を決めると、西田は大粒の涙を流して喜んだ。また、セッターとして東京五輪に出場し3月に31歳でなくなった藤井直伸さんのユニホームを掲げて、日本代表は会場のファンと一緒に喜んだ。

 ▽パリ五輪への道 出場枠は開催国フランスを含む12。五輪予選は世界ランク上位24カ国(フランスを除く)が参加し、8カ国ずつ3組に分かれて1回戦総当たり戦を行い各組上位2カ国が出場権を獲得。残る5枠は来年のネーションズリーグ1次リーグ終了時(6月24日)の世界ランクで決まる。優先されるのは五輪予選で出場枠を獲得できなかった大陸の最上位国。余った枠は出場権を得ていない上位国に与えられる。

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