レスリング藤波朱理が130連勝でアジア大会初制覇 東京五輪銀メダリストにも無失点で圧勝

[ 2023年10月5日 20:49 ]

杭州アジア大会第12日 ( 2023年10月5日    中国・杭州 )

藤波朱理
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 女子レスリング53キロ級で、21、23年世界選手権女王の藤波朱理(日体大)が3試合を無失点で勝ち抜き金メダルを獲得した。これで中2だった17年9月から続く公式戦連勝も130に伸ばし、来年に迫ったパリ五輪での金メダル獲得へ大きく視界を開いた。

 初戦でインド選手、続く準決勝でモンゴル選手を破った藤波は、決勝で地元中国のパン・キアンユと対戦。東京五輪では銀メダルに留まったものの、決勝では向田(現姓志土地)真優を4―5と最後まで苦しめた難敵とは、これが初対戦だった。

 会場は地元のパンを後押しする声援や拍手に包まれ、藤波にとっては完全アウエーの戦いとなったが、開始1分でタックルからバックを取って4点を先取。第1ピリオドを8―0で終えると、第2ピリオド1分過ぎ、片足タックルからバックを取って10―0に。テクニカルスペリオリティー(旧テクニカルフォール)で圧倒してみせた。

 9月の世界選手権では2年ぶりの優勝を飾り、パリ五輪の代表に内定。今回は中2週間という強行軍となったが、疲れを感じさせない戦いぶりでアジアの頂点に立った藤波。10カ月後のパリは、押しも押されもせぬ世界女王として金メダル獲得に挑む。

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