【ラグビーW杯】マコーミック氏が盟友へエール ジャパン初の外国人主将が進撃予感「サプライズある」

[ 2023年9月13日 04:35 ]

ラグビーW杯

ジョセフHCと日本代表にエールを送ったアンドリュー・マコーミック氏
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 日本代表は17日(日本時間18日未明)、1次リーグD組の2戦目でイングランドと対戦する。過去10戦全敗の強豪との大一番を前に、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、53)と親交の深いアンドリュー・マコーミック氏(56)がエールを送った。ジョセフ氏とは99年のW杯ウェールズ大会で日本代表としてともに戦った間柄。日本代表初の外国人主将を務めた“赤鬼”が現代表の快進撃を願った。

 自国開催だった19年大会は初戦でロシアを破り、2戦目は勢いそのままにアイルランドから歴史的金星を挙げたジョセフジャパン。初戦でチリに快勝し、強豪イングランドに挑む構図は、前回大会の流れと似ている。かつて赤鬼と形容された元日本代表のカリスマ主将は、ジョセフ氏と現役代表に力強いメッセージを寄せた。

 「Belief comes from within!」

 信念は心の内側から生まれる――。その真意をこう説明した。「不安に思っているのは周りだけで、選手には自信が備わっており、チームにも自信が備わっている。W杯でサプライズがあるのではないでしょうか」。1次リーグ突破を見据える上で、大きな意味を持つと指摘したのが2戦目だ。詳細は明かさなかったが、イングランド戦での大幅なメンバー変更や秘策があると推察し「何かが起こりそう」と含みを持たせた。

 祖父、父はかつてオールブラックスの一員だったラグビー一家で育ち、ニュージーランドのカンタベリー州代表に選出されるなど本場でもまれた。93年から東芝府中(現BL東京)でプレー。主将も務め、日本選手権3連覇に貢献した。99年のW杯は日本代表初の外国人主将として奮闘。激しいタックルと強烈なリーダーシップで日本ラグビー界をけん引してきた。前回大会まで主将を務めたリーチ・マイケルの“先駆け”といえる存在だ。

 ジョセフ氏と日本代表をつないだのがマコーミック氏だった。99年、日本代表監督を務めていた平尾誠二氏(故人)は当時サニックスでプレーしていたNo・8ジョセフとSHグレアム・バショップの招集を模索していた。仲介役に指名されたマコーミック氏が2人を電話で口説き落とした。「ジェイミーはストイックで誰よりも勝ちたい気持ちを持った、熱い男でプロフェッショナルな男。チームのことを第一に考える」という点が平尾ジャパンの理想と合致した。

 ジョセフ氏とは母国の州代表でも対戦経験があり、日本の社会人リーグでもたびたび対戦した。「手足が長く、体もごつい。ジェイミーは最も敵にしたくない男だったよ」。今大会で退任する盟友が掲げる目標は、前回大会の8強を上回る成績だ。「彼には世界での経験と日本での経験がある。彼と日本を信じています」と快進撃を願った。

 ◇アンドリュー・マコーミック 1967年2月5日生まれ、ニュージーランド出身の56歳。93年に東芝府中(現BL東京)に加入し、CTBとして96年度から日本選手権3連覇に貢献。99年W杯で日本代表主将を務めた。通算25キャップ。00年に現役引退し、東芝府中のヘッドコーチ(HC)に就任。02年に現役復帰し、釜石でプレー。04年に現役引退した。09年から11年度までNTTドコモ(現リーグワン大阪)のHCを務め、12年に関学大のHC、16年に摂南大でコーチを務めた。

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