【バスケW杯】ボグダノビッチ中心に6度目V狙うセルビアVSシュルーダー中心に初V狙うドイツ 今夜決勝

[ 2023年9月10日 06:00 ]

セルビアのボグダノビッチ(左)とドイツのシュルーダー(AP)
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 バスケットボール男子W杯は10日に決勝戦を迎える。ユーゴスラビア時代を含む6度目の優勝を狙うセルビア(世界ランキング6位)と初優勝を狙うドイツ(同11位)が激突する。

 セルビアはユーゴスラビア時代も含めると、米国と並び史上最多タイのW杯(10年トルコ大会までは世界選手権)優勝5回を誇る強豪。

 今大会はNBAで2年連続MVPを獲得したニコラ・ヨキッチ(28=ナゲッツ)を欠きながらもボクダン・ボグダノビッチ(30=ホークス)を中心に得点を重ねて、準々決勝では米国に今大会初黒星を付けた、勢いのあるリトアニアに87ー68で勝利してベスト4入りを決めた。準決勝ではボグダノビッチが23得点の活躍を見せてエースのシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(25=サンダー)らNBA選手8人を擁するカナダに快勝した。

 そして今大会中にはボリサ・シマニッチ(25=ツルベナ・ズベズダ)が試合中の肘打ちによって腎臓を摘出した。悲劇が襲ったチームメートに贈る02年以来(ユーゴスラビア時代)の優勝を狙う。

 ドイツは昨季までレイカーズで八村塁やレブロン・ジェームスとチームメートだったデニス・シュルーダ―(29=ラプターズ)を中心に初戦の日本戦を快勝すると、1次リーグ3連勝。2次リーグ最終戦となったスロベニア戦ではシュルーダーが24得点10アシストのダブルダブルの大活躍で無傷のまま2次リーグも首位通過した。

 準々決勝ではシュルーダ―が前半無得点と不調。その中で途中出場のNBAのマジックに所属する兄のモリッツ(26)、弟のフランツ(21)のワグナー兄弟とヨハネス・ティーマン(29=ベルリン)と3人がチームを支えて、ラトビアの猛追がありながらもリードを守り切って5大会ぶりの4強入りを決めた。

 W杯では06年日本大会以来の対戦となった米国と準決勝で対戦。この試合ではW杯予選で3ポイント成功率41%、欧州選手権で3ポイント成功率48%と高いアベレージで3点シュートを決めてきたアンドレアス・オブスト(27=バイエルン・ミュンヘン)が大活躍。30分出場して、3点シュートを4本含めた両チームトップとなる24得点を挙げた。チームは米国との接戦を制して、無傷7連勝で史上初の決勝進出。この勢いのまま初優勝も狙う。

 そして準決勝で両チームに敗れた米国とカナダが3位決定戦で対戦する。

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