稲見萌寧が67で暫定首位 トレーナーが急きょバッグを担ぐハプニングも大会2勝目へ好発進

[ 2023年9月7日 14:51 ]

子ゴルフツアー 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯第1日 ( 2023年9月7日    長崎県パサージュ琴海アイランドGC=6755ヤード、パー72 )

稲見萌寧
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 21年大会覇者の稲見萌寧(24=Rakuten)が6バーディー、1ボギーの67で回り、通算5アンダーの暫定首位でホールアウトした。「全くバーディーを取れる気配もなくて、どうやって回ればいいんだろうなってくらい難しいと思ったコースだった。組が全員良かったので、スコア出るんだなって思いました」と笑顔で振り返った。

 インの10番から出てボギー発進も、そこから6バーディーを奪う底力を見せた。圧巻は後半の3連続バーディー。5番パー3で第1打をピン手前10メートルにピタリとつけると、6番パー4では第2打をピン1メートルに運んだ。7番では4メートルのチャンスを沈めきった。

 実はこの日バッグを託したのはトレーナーだった。エースキャディーが体調不良のため、急きょ交代。距離や不規則な海風の計算、起伏の激しいグリーン上のライン読みと全て1人で行った。「私はもともと自分でやるタイプで、迷ったら相談する感じ。もちろん信頼しているんですけど、今回は聞いたらプレッシャーになるかなと思って全部自分で決めました」と明かした。

 20、21年シーズンの賞金女王で、ここまで通算12勝を重ねた。ただ、今季は未勝利。6月から新コーチに助言をもらい、これまでの「固めて手と体を同調させてゆっくりという感じ」というスイングから「手首を使ってスピードアップみたいな感じ」に変わってショットの調子が上向きだ。21年大会以来の大会2勝目となれば史上9人目。「いい位置で上がれたので毎日上位で、優勝争いに加われるように頑張りたい」と稲見。今季初勝利を、2度目のタイトルで飾りたい。

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