琴ノ若が5勝目　「今場所一番と言われればそうかもしれない」と自賛の立ち合い

大相撲名古屋場所7日目 （ 2023年7月15日    愛知・ドルフィンズアリーナ ）

＜大相撲名古屋場所7日目＞錦木（右）を寄り切りで破る琴ノ若（撮影・椎名　航）
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　小結・琴ノ若（25＝佐渡ケ嶽部屋）が平幕・錦木（32＝伊勢ノ海部屋）を得意の右四つから寄り切り、全勝を消滅させると共に、自身は5勝目を挙げた。

　「相手どうこうじゃなく、自分の相撲が取れたのが良かった。一番いい選択肢で一番いい相撲が取れた」

　錦木とは場所前、出稽古で肌を合わせた間柄。当時の記憶をたどりながら、迷いなくぶつかれた立ち合いに「今場所一番と言われればそうかもしれない」と手応えを示した。

　5日目から3連勝。新三役に昇進した今年初場所から3場所連続勝ち越しながら、関脇に昇進できずにいるが、迷いはない。「まだ勝ち越せてもいないので、こういう相撲を続けていければいい」。「猛牛」が愛称だった元横綱・琴桜の孫が勢いに乗ってきた。