【玉ノ井親方 視点】トリプル大関獲りへ攻める相撲で白星発進 豊昇龍は落ち着いて難敵撃破

[ 2023年7月9日 21:54 ]

大相撲名古屋場所初日 ( 2023年7月9日    愛知・ドルフィンズアリーナ )

翔猿を押し倒しに破る豊昇龍(撮影・井垣 忠夫)
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 大関獲りの3関脇がそろって白星発進した。ただでさえ緊張する本場所初日、全員「攻める相撲」を取り切れたのは収穫だ。

 豊昇龍の相手、翔猿は何をしてくるか分からない相手で、立ち合いの変化もある。豊昇龍が見て立ったのは落ち着いていた証だ。

 動きの速い翔猿は回り込むのも当然速い。豊昇龍は攻め込んだが右足の送りが遅く、前へ落ちた。その手がつくのが先か、裏返しになった翔猿の体が落ちるのが先かで際どく見えたかもしれないが、豊昇龍の攻勢を重くみた勝負審判だった。

 豊昇龍には足がそろう癖がある。以前稽古場で見たときもそうだったが、もう1、2歩前へ出られれば違う展開にできる。また、豊昇龍にはまだ型がない。いろんなことができる方が相撲を取りやすいのかもしれないが、型がある強みは捨て難い。大関獲りや今後訪れる優勝争いの「ここ一番」で、こうなれば負けないという型があれば心のよりどころにもできるはずだ。(元大関・栃東)

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