全柔連・山下会長退任 “心残り”は否定

[ 2023年6月28日 20:23 ]

全日本柔道連盟の会長を退いた山下泰裕氏(左)と、新会長の中村真一氏
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 全日本柔道連盟(全柔連)は28日、東京都内で評議員会を開き、3期6年務めた山下泰裕会長(66)の退任が決まった。山下氏は約27年間務めた理事も外れ、その後の臨時理事会で名誉会長就任が決まった。

 全柔連が暴力指導や助成金の不正受給問題で揺れた13年8月、火中の栗を拾う形で就任した宗岡正二会長(当時)と同時に副会長に就任した山下氏は、17年6月に宗岡氏の後を継ぎ会長に就任。だが日本オリンピック委員会(JOC)会長に就任した19年6月以降の4年間は2つの組織の会長を兼務する形となり、東京五輪やコロナへの対応なども重なって多忙を極めた。

 そうした経緯もあってか、臨時理事会後に行われた会見で山下氏は「2期目、3期目は会長の役割を十分果たせなかったのではないか。そういう意味では柔道界の皆さんに申し訳ない」などと謝罪。一方で自身を支えてくれた他の理事や職員らには「全面的にサポートしてくれた。そのことは大変ありがたかった。感謝の気持ちでいっぱい」と謝意を示した。

 この6年間は暴力やハラスメントの根絶、女性が活躍できる開かれた柔道界づくり、パラや知的障害者の競技団体との連係などに尽力。一定の成果を挙げた。コロナ禍もあり、減り続ける競技人口の拡大や普及は道半ばだったが、「心残りという言葉は(私の気持ちに)合わない。中村(真一新会長)体制でやっていただけると思う」と後を託した。

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