史上初3人同時大関昇進なるか…豊昇龍「意識しない」若元春「足元を見て」大栄翔「気合入れて」

[ 2023年6月28日 04:45 ]

大関獲り挑戦の3関脇比較
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 次の大関は俺だ!大相撲名古屋場所(7月9日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)に臨む豊昇龍(24=立浪部屋)、若元春(29=荒汐部屋)、大栄翔(29=追手風部屋)の3関脇が27日、名古屋市内でそれぞれ意気込みを語った。直近2場所を三役で合計21勝以上した関脇が3人同時に並び立つのは史上初。3場所合計33勝が昇進目安とされ、史上初の大関“トリプル昇進”にも期待がかかる。

 大関が貴景勝ただ一人となった史上初の大関不在危機から半年。新大関・霧島の誕生により、群雄割拠の大関昇進争いはより活発になった。

 新三役から8場所連続勝ち越し中の豊昇龍は「意識しないこと。いつも通りの自分でいきたい」と平常心を強調しつつ「先に負けちゃいけない」と競争意識ものぞかせた。夏場所後は、4年半ぶりにモンゴルへ里帰り。叔父の元横綱・朝青龍と実際に肌を合わせて技の指導を受け「子供の頃から憧れの人だったので、同じところまで近づきたい」と上の番付への思いを強めた。

 幕内在位10場所目の若元春は「何年か前まで幕下でくすぶっていたので、関脇という地位にいることが奇跡のような状態」と現状を分析。新入幕からわずか1年半、一気に番付を駆け上がってきたため大関の地位をじっくりと意識する時間がなかった。大関獲りに懸ける思いも「全くない」と無欲。高望みはせず「一つ一つ地道に足元を見ながら」といつも通り謙虚に臨む。

 大栄翔は、2人とは対照的に「気持ちも乗っている。なかなかないチャンスなので気合入れて臨む」と闘志をむき出しにした。三役在位13場所は3人の中で最も長く、唯一の優勝経験者でもある。前頭筆頭だった初場所から3場所連続2桁勝利。「地力がついてきた。力を出し切れば(大関へ)上がれるんじゃないか」と自信を深めた。「今年で30歳。意識してやっていかないと上がれない」。年齢と残りの現役生命を考え勝負の場所に懸ける強い覚悟を示した。

 三役で直近2場所合計20勝以上の関脇が3人そろうのは、1972年(昭47)秋場所の貴ノ花、魁傑、輪島以来で史上3度目。この時は貴ノ花と輪島が場所後に同時昇進を遂げた。歴史的な“トリプル大関獲り”の3人が、暑い名古屋で熱い戦いを繰り広げる。 

 ▽大関複数昇進 大関に3人同時に昇進した例はなく、2人同時は昭和以降8度。直近では、94年(平6)春場所で武蔵丸と貴ノ浪が同時昇進した。また、三役で直近2場所合計20勝以上の関脇3人は過去2度。1972年秋場所では貴ノ花と輪島が2桁勝利で大関昇進を決め、魁傑は負け越した。

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