明治安田生命レディース開幕 所属トリオが活躍目指す

[ 2023年3月10日 05:00 ]

明治安田生命所属の(左から)鶴岡、勝、小倉
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 国内女子ツアーの第2戦「明治安田生命レディース ヨコハマタイヤゴルフトーナメント」は9日、高知・土佐カントリークラブで開幕した。大会の特別協賛の明治安田生命は21年から日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のオフィシャルパートナーとなり、18年からは勝みなみ(24)と所属契約を結んでいる。昨年からは鶴岡果恋(23)と小倉彩愛(22)とも契約。3人のプレーに注目だ。

 ツアー通算8勝の勝は〝ホステスプロ〟として頂点を狙っていく。明治安田生命が特別協賛となってからは、21年が予選落ちで昨年は32位。「過去2大会が振るわなかったので、もっと上位で活躍して大会を盛り上げたいという思いがあります」と意気込んでいる。
 
 昨季は日本女子オープンなど2勝を挙げて4季連続で賞金ランキングのトップ10に入り、米ツアー予選会では5位となった。今季は国内3試合を終えたあとに渡米する。飛距離と安定性をアップするため体幹強化などの新しいトレーニングも着手している。大会は今年から4日間競技となる。初日は4アンダーと好スタート。「米ツアーは4日間大会が多いので、一石二鳥かなと思います。笑顔で楽しく回って結果も出したい」と優勝を米ツアーへの手土産にする。
 
 小倉はプロ2年目の昨季、メルセデスランキング50位で初のシード権を獲得した。今季は「安定性と爆発力、どちらも備わったゴルフを完成させたい」と筋力トレーニングとスイング改造に着手。さらなる飛躍が期待される。昨年大会は1打差で決勝ラウンド進出を逃した。「風のジャッジやグリーン上で苦戦したので、今年は4日間プレーしたい」。開幕戦のダイキンオーキッド・レディースは31位。所属プロとして上位進出を目指す。
 
 QTランキング65位の鶴岡は主催者推薦で出場。今大会は21年が12位で昨年が19位。「相性が良いかもしれないですね。苦手意識も全くなくて大好きな大会」と手応えを感じている。リランキングでの後半戦出場権獲得を目指し、自身の今季初戦に全精力を注ぐ。
 
 明治安田生命はトーナメントや選手などの支援だけでなく、健康増進支援や地域社会貢献に積極的に取り組んでいる。同社主催の全国ゴルフイベントではJLPGAのプロによるティーチング活動を実施。また、小学生を対象とした「Jリーグサッカー教室&JLPGAゴルフ教室」を各地域で展開している。女子プロゴルフへの協賛を通じ、人々が心身の健康を育める機会を提供している。

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2023年3月10日のニュース