ミレニアム世代・上野　4差6位　必需品コースメモを持たずにラウンドも「やりやすかった」

女子ゴルフツアー ダイキン・オーキッド・レディース第1日 （ 2023年3月2日    沖縄県　琉球GC＝560ヤード、パー72 ）

8番、ティーショットを放つ上野菜々子（撮影・西尾　大助）
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　ミレニアム世代（00年度生まれ）の上野菜々子（22＝コーナン）が6バーディー、4ボギーの70で回り、首位に4打差の2アンダー、6位の好位置につけた。今季から、試合の必需品でもあるコースメモを持たずにラウンド。「結局キャディーさんに聞く。見るより聞く方が早い。やりやすかった」。自然体でプレーできたことが、好発進につながった。

　今大会は2度目の出場。ルーキーイヤーの昨季は高麗グリーンに苦悩し、予選落ちを喫した。「考えれば考えるほどドツボにはまっていた感じ」。芝目が分かりにくく、ホールによって硬さも違う難関グリーンに翻弄（ほんろう）された。しかし、今年は一転。考えることをやめた。「真剣に考えてやっても意味ない。1秒ずつ風が違うのに」と豪快に笑った。

　今週は目標を決めていない。久しぶりの試合に慣れながら、南国の地を楽しむことが最優先だ。コースメモを持たず、身も心も軽くなった22歳は古江、西村、吉田らミレニアム世代4人目のツアー優勝を見据える。