ウッズ大炎上 ジェネシス招待で生理用品を同組選手に手渡し…「女性侮辱」動画拡散

[ 2023年2月19日 04:30 ]

米男子ゴルフツアー ジェネシス招待 ( 米カリフォルニア州 リビエラCC=7322ヤード、パー71 )

タイガー・ウッズ(AP)
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 ゴルフ界のスーパースター、タイガー・ウッズ(47=米国)が、米カリフォルニア州のリビエラCC(7322ヤード、パー71)で開催されているジェネシス招待のラウンド中に、同じ組で回ったジャスティン・トーマス(29=同)に女性用生理用品をニヤニヤしながら手渡す動画がネット上に出回り、大炎上した。

 問題の場面は16日の第1ラウンドの9番(468ヤード、パー4)で起こった。ウッズはティーショットを終え第2打地点へ向かうトーマスに歩み寄り、左手に持っていた白い筒状の物を、トーマスの右手に握らせた。トーマスは手渡された物を見た瞬間、それを芝生の上に投げ捨てた。ウッズはトーマスの肩を抱き、ニヤついた。

 動画や写真から、ウッズが手渡したものがタンポンだったと判明。SNS上で「女性を侮辱する行為」「47歳にもなって何をしてるんだ」など非難の嵐となった。

 この非常識な行為を米メディアは大きく報道。ワシントン・ポスト紙で女性初のNFL担当になるなど、有力スポーツコラムニストのクリスティン・ブレナン記者は「2023年にもなって、10代の娘がいるにもかかわらず、こんなことをするなんて信じられない」とコメント。ブレナン氏によると“タンポン渡し”は「未熟な男子学生が面白いと思う古いイタズラ」で、「女の子のようなプレーだ」と相手に伝えるためのジェスチャーだったという。実際9番では、20歳近く年上のウッズがトーマスを10ヤード上回る323ヤードを記録。ウッズは“からかうならこのホールが好機”と考えた可能性がある。

 ウッズは17日、会見で「誰かを不快にさせたのなら申し訳なかった」と謝罪。「友人とゲームを楽しんでいた。我々はいつもイタズラしている」と釈明もした。今大会はウッズにとっては7カ月ぶりのツアー復帰戦で自身がホストという大事な一戦。4月のマスターズへ弾みをつけたかったところだが、痛恨の“OB”となってしまった。

 《終盤4Hで3ボギー「ひどい終わり方」》予選通過が見えてきたウッズは2日目、ラスト4ホールで3ボギーを叩いた。3連続バーディーで締めくくった第1ラウンドと逆の流れに「ひどい終わり方になってしまった」と悔しがった。10番で3メートルのパットを外すと「序盤は手が止まってしまった」。11番で約1・2メートル、13、16番では約1メートル半の短い距離を外した。グリーン上にバンカーがある名物ホールの6番はパットでバンカーに入れてしまうミスでボギーと後退した。

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2023年2月19日のニュース