スラムダンク・コンテストでGリーグのマクラングが優勝 最後は“540”の背面ダンク

[ 2023年2月19日 13:22 ]

スラムダンク・コンテストで優勝したマクラングの1回目の試技(AP)
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 NBAオールスターゲームは19日にユタ州ソルトレイクシティーで開催されるが、本番を前にして恒例のスラムダンクや3点シュート・コンテストなどが行われた。

 4人がエントリーしたスラムダンク・コンテストでは初めてマイナーのGリーグからデラウェア・ブルーコーツ(76ers傘下)のマック・マクラング(24=188センチ)が出場。決勝ではペリカンズのフォワード、トレイ・マーフィー3世(22=203センチ)を下して今季の“スラムダンク王”となった。

 ジョージタウン大出身のマクラングはブルズとレイカーズで1試合ずつの出場歴があるが、Gリーグとの「2ーWAY契約」を締結している76ersではまだ出場なし。しかし高校時代にダンク・コンテストで優勝してその映像の視聴数が350万回以上に達していることもあって、NBA側は過去の“実績”を重視して今回のコンテストに招待していた。

 マクラングはまず肩車された男性がかかげたボールをジャンプしたあとにつかみ取り、そのボールをいったんバックボードにタッチしたあとにダンクを完成させるという滞空時間の長い試技を披露。2回目はダブルクラッチから1回転してボールをリングの中にねじこんで観衆を沸かせた。

 マーフィー3世との決勝1回目では、コートに立っている男性がかかげたボールをつかんだあと、空中でそのボールをいったん下げたあとに“ダブル・ポンピング”でダンク。ゲートシティー高校(バージニア州)時代のユニフォームを着て挑んだ2回目では空中で1回転半のひねりを入れるという“540”を成功させてNBAの選手たちを退けた。

 4回の試技はすべて失敗なしの“一発成功”で、このうち3回は5人の審査員から全員満点(10点)を獲得。〝フルマーク〟ではなかった2回目の試技でも4人が満点をつけるなど、文句なしの優勝となった。

 3点シュート・コンテスト(出場8人)ではトレイルブレイザーズのデイミアン・リラード(32)が決勝でバディ・ヒールド(30)とタイリース・ハリバートン(22)のペイサーズ・コンビを下して優勝。最後の1本で2020年の覇者だったヒールドを1ポイント上回って、トレイルブレイザーズの選手として初めてこの部門を制した。

 なお3チーム出場のスキルズ・チャレンジでは球宴開催のホストとなっているジャズの3選手(ウォーカー・ケスラー、コリン・セクストン、ジョーダン・クラークソン)のチームが優勝している。

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