ブレイクダンス・AYUMI 連覇へ完勝通過!衰え知らずの39歳「楽しむことができた」

[ 2023年2月19日 04:45 ]

ブレイクダンス全日本選手権第1日 ( 2023年2月18日    東京・代々木第2体育館 )

軽快なダンスを披露するAyumi(撮影・会津 智海)
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 23年度の強化指定選手の選考を兼ねて開幕し、予備予選、予選、1次リーグが行われた。1次リーグで女子は昨年覇者の福島あゆみ(39=ダンサー名AYUMI)、昨年の世界選手権を制した湯浅亜実(24=AMI)がともに3戦全勝で通過。男子で3連覇を狙う半井重幸(20=SHIGEKIX)も全勝で8強に進出した。19日に決勝トーナメントが行われる。

 シード選手として予備予選を免除されたAYUMIは予選を1位通過。4人総当たりの1次リーグも全3試合計6度のダンスで全ての審査員の票を獲得する完勝だった。24年パリ五輪で新種目として採用が決まり、注目度が格段に増した今大会。連覇へ好発進し「最初は緊張したが、楽しむことができた」とうなずいた。

 21歳でダンスを始め、21年世界選手権を制覇。昨年世界選手権も3位に食い込むなど世界屈指の実力を誇る。今大会出場者で男女含めて最年長の39歳となっても衰え知らずだ。3年前に立ち上げた自社ブランドの服に身を包み、ネイルは今年のラッキーカラーである緑。決勝トーナメントへ向け「自分のダンスを出し切りたい」と力を込めた。

 ≪SHIGEKIX順当8強≫SHIGEKIXは持ち味である音楽と調和性の高いダンスを披露して順当に8強入りした。全日本選手権2連覇中で、昨年の世界選手権で準優勝した大本命。「楽しく自分らしいバトルができた。まだまだ上げていける感覚もある」と振り返り、決勝トーナメントに向け「結果も求めるが、それ以上に自分のベストの踊りをしたい」と強調した。女子では姉の彩弥(25=AYANE)も1次リーグを突破。きょうだいで大舞台をエンジョイしている。

 ▽ブレイクダンス 採点競技で本来の名称はブレイキン。1対1、またはチームで音楽に乗せてアクロバチックなダンスを披露し合い、技術や創造性を競う。1970年代に米ニューヨークのギャングの抗争で暴力ではなく踊りで平和的に対決するようになったことが起源とされる。パリ五輪は1対1を採用。出場枠は男女各16人で、各国・地域から最大2人。23年9月の世界選手権の優勝者が出場内定1号となり、5枠は大陸別の大会、残りは国際オリンピック委員会が導入する予選シリーズなどで決める。

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2023年2月19日のニュース