柔道・大野将平が子供たちを指導 意外な苦労明かす

[ 2023年2月19日 18:11 ]

野村道場で子供たちと一緒に掛け声を出す(右から)大野将平、篠原信一、野村忠宏
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 柔道五輪3連覇の野村忠宏氏がプロデュースするイベント「DaiwaHouse presents 第7回 野村道場」が19日、奈良市の大和ハウスグループみらい価値共創センターコトクリエで行われ、16年リオデジャネイロ、21年東京五輪を2連覇した男子73キロ級の大野将平(旭化成)がスペシャルゲストとして参加した。

 野村氏、00年シドニー五輪男子100キロ超級銀メダルの篠原信一氏と共に小中学生約120人を相手に指導した大野は、イベントの後半には得意技の一つである内股を指導。「柔道の技は崩しが非常に大事」などと声を掛けながら、手本や受けなども務めながら伝家の宝刀を伝授した。約2時間半の指導を終え、「子供たちが喜んでくれたのが何より。普段の稽古は大学生とやっているが、ほとんど投げられないので、受け身をして立ち上がる作業が大変だと感じた」と意外な苦労を明かした。

 大野は日本オリンピック委員会(JOC)の23年度スポーツ指導者海外研修事業に申請して承認され、4月以降に2年間の長期研修を予定している。全日本柔道連盟にはすでに五輪や世界選手権には出場しない意向を伝えており、選手登録は継続しつつも競技の第一線からは退く意志を固めている。

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2023年2月19日のニュース