佐藤駿、左肩手術から1年後に四大陸銅メダル「去年の自分に見せてあげたい」

[ 2023年2月12日 15:31 ]

フィギュアスケート四大陸選手権第3日 ( 2023年2月11日    米コロラド州コロラドスプリングズ )

佐藤駿
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 男子フリーが行われ、SP6位の佐藤駿(明大)は自己ベストに迫る178・33点をマークし、合計259・14点で3位に入った。

 冒頭の4回転ルッツを鮮やかなに決めると、続く4回転―2回転の連続トーループも成功させる。最後までほぼ演技を終えると、右手で力強くガッツポーズ。直後には氷に倒れ込むなど、力を出し尽くした。

 「去年の今頃は、ちょうど手術(左肩)だった。この四大陸で3位のメダル。去年の自分に見せてあげたい」

 SPで6位と出遅れたが、仲のいい三浦佳生(オリエンタルバイオ・目黒日大高)とゲームをするなどリフレッシュ。三浦からは「一緒に表彰台に上ろう」と声をかけられた。前日には女子フリーでそれぞれの選手が熱い演技を披露する姿に刺激を受けた。

 「今大会の3位という成績は佳生のおかげ。SPが終わってから落ち込んでいたけど、一緒にゲームをしたりして、そのときに“表彰台に上ろう”と。これからも一緒に戦って、一緒の試合に少しでも多く出られるように頑張りたい」

 佐藤だけでなく、三浦も「駿のフリーが素晴らしい演技だったし、自分も負けていられないという思いと、凄かったなという思いがあった」と打ち明けた。高め合う2人に、会見に同席した2位のキーガン・メッシング(カナダ)から「2人の友情は素晴らしい。これからも続けていってほしい」と言葉が送られた。

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2023年2月12日のニュース