連覇狙う戸上隼輔が準決勝進出 パリ五輪へ「僕たちの世代が引っ張らないと」男子4強は全員21歳以下

[ 2023年1月28日 13:50 ]

卓球・全日本選手権第6日 ( 2023年1月28日    東京体育館 )

ポイントを奪いガッツポーズする戸上(左は田中)(撮影・西海健太郎)
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 男子シングルス準々決勝が行われ、2連覇を狙う戸上隼輔(明大)は田中佑汰(愛知工大)を4―1で下し、2年連続の4強入りを決めた。あす29日の準決勝では篠塚大登(愛知工大)と対戦する。

 1学年上の田中とは小学生時代から何度も対戦してきた間柄。「最近は負けていなかったが、大舞台で当たるということで緊張した」と全日本独特の雰囲気に序盤は飲まれ気味だったというが、第1ゲームを11―2であっさり先取。第2ゲームを落としたものの、その後は3ゲーム連取し、「苦しい試合ばかりだったが。1試合1試合我慢して今がある。また気を引き締めて一から頑張りたい」と最終日を見据えた。

 全日本王者となり、日本卓球界を引っ張る自覚も芽生えてきた。21歳の自身のほか、男子シングルスで4強入りした他の選手は19歳の張本智和ら全員が年下。昨年は4強で自身が最年少だっただけに、世代交代の波を肌身で感じているようすで、「僕たちの世代が日本を引っ張らないといけないと感じている。パリ五輪に向かって頑張るメンバーなのかなと思っている」と話した。

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2023年1月28日のニュース