BL東京が9トライで快勝 ディアンズが今季初POM「モメンタムつくれた」

[ 2023年1月28日 15:55 ]

ラグビーリーグワン第6節   BL東京(勝ち点20) 60―14(前半31―7) 花園(勝ち点1) ( 2023年1月28日    東京・秩父宮ラグビー場 )

<BL東京・花園>後半、突進するBL東京のディアンズ
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 BL東京(旧東芝)が花園(旧近鉄)に9トライを浴びせて60―14で快勝し、2連勝で今季4勝目(2敗)を挙げた。花園は開幕6連敗となった。BL東京は前半2分、こぼれ球を足にかけたSH小川高広主将(31)が自ら拾って右中間へ先制トライ。同16分にゴール前ラインアウトモールから日本代表のNo・8リーチ・マイケル(34)がインゴールを陥れるなど前半だけで4トライをマークすると、後半にも5トライを追加した。

 プレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)に選ばれたのは日本代表ロックのワーナー・ディアンズ(20)。花園に1トライを返されて7―28となった前半35分、自陣ゴール前ラインアウトのピンチで相手ボールをスチールするなどラインアウトを支配。アタックでは力強いキャリーを何度も見せ、正確なタックルなどディフェンスでも勝利に貢献した。POMは今季初めてで、昨年2月5日の静岡戦以来2度目。「自分の役割を果たしただけ。60分しか出てなかった(後半18分で交代)ので、選ばれるとは思ってなかった」と謙遜したが、「チームのためにモメンタム(勢い)をつくることができた。セットピースは毎試合大事にしていて相手を分析しているし、キャリーは前に出ることを毎回意識している」と説明した。次戦(2月5日)は東京SG(旧サントリー)との“府中ダービー”(秩父宮)。今季4強入りへの鍵を握るゲームでもあり、「凄くアタックがいいチームなので、ディフェンスの勝負になる。ペナルティーや小さいミスを減らして、ディフェンスで止めることが大事」と抱負を口にした。

 リーチも東京SG戦へ向け「アタックよりディフェンスを意識してやっていきたい」と話した。この日は後半22分で交代したが、「足が動いてなかった」と開幕からの疲れが出ている様子。「欧州(遠征)へ行くたびに体を大きくしようと思って」足を中心にウエートトレーニングに励んだ結果、現在の体重は115キロ。「115キロはちょっと重い。113キロぐらいがいい。ウエートの種類を変えてもっとシャープにしたい」と今秋のW杯フランス大会もにらみながら話した。

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