阿武咲 単独トップ10勝目!幕内初Vへ連敗で首位陥落の貴景勝とあす直接対決

[ 2023年1月19日 17:55 ]

大相撲初場所12日目 ( 2023年1月19日    東京・両国国技館 )

大関・貴景勝(左)と平幕の阿武咲
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 大相撲初場所は19日、両国国技館で12日目の取組が行われ、前頭8枚目の阿武咲(26=阿武松部屋)が前頭2枚目・玉鷲(38=片男波部屋)を下し、2桁勝利一番乗りとなる10勝目。2敗で首位に並んでいた一人大関・貴景勝(26=常盤山部屋)が敗れたため、単独トップに浮上。あす13日の取組では優勝を争う貴景勝との直接対決を迎えることになった。

 連勝が8で止まった貴景勝は結びの一番で霧馬山と対戦するも、すくい投げで敗れ2連敗。3敗目を喫し首位から陥落。勝った霧馬山は8勝目を挙げ、今場所の勝ち越しを決めた。

 前日首位に並んだ平幕・阿武咲は同じ平幕で3敗の玉鷲と激突。優勝争い“注目の一番”を押し出しで制し、昨年夏場所以来の2桁勝利となる10勝目。玉鷲は4敗目を喫し、一歩後退となった。

 首位を星の差1つで追う平幕・琴勝峰は平幕・錦木をすくい投げで下し9勝目。3敗をキープし、貴景勝と並んだ。敗れた錦木は勝ち越しを目の前に2連敗で5敗目(7勝)を喫した。

 関脇勢では左足を痛めている豊昇龍が平幕・竜雷と対戦。土俵際で粘りを見せるなど、白熱した展開となるも最後は寄り切られ5敗目。勝ち越しはお預けとなった。正代は平幕・錦富士を寄り切りで下し、4連勝で星を五分に戻した。若隆景も小結・琴ノ若を寄り切りで下し、6勝6敗とした。

 小結に再昇格した明生は平幕・佐田の海にはたき込みで敗れ8敗目(4勝)。残り3日間の取組を残し、負け越しが決まった。

<大相撲初場所 幕内成績上位力士>
10勝2敗 阿武咲
9勝3敗 琴勝峰、貴景勝
8勝4敗 東龍、遠藤、玉鷲、大栄翔、霧馬山

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