五輪の悪夢再び…高梨沙羅、スーツ規定違反で失格 2本目飛んだ後の検査でウエスト2センチ大きく

[ 2023年1月16日 04:22 ]

2回目の飛躍後、さえない表情を見せる高梨沙羅。スーツの違反で失格となり、30位だった
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 ノルディックスキーのW杯ジャンプ女子個人第13戦(ヒルサイズ=HS102メートル)が15日に山形・アリオンテック蔵王シャンツェで行われ、高梨沙羅(クラレ)は2本目がスーツ規定違反により失格となり、30位に終わった。同規定による失格は、冬季シーズンでは昨年2月の北京五輪混合団体戦以来で、今季は初めて。札幌、蔵王と続いた3季ぶりの国内開催の最終戦で、再び失意を味わう結果となった。

 今季は表彰台がない中でも上り調子だった高梨に、再び悪夢が襲った。1本目は95メートルを飛んで11番手に付け、逆転を狙った2本目も95メートルを飛んだが、その後の検査で失格に。取材に応じなかった高梨に代わり、検査員に詳細を確認したという日本女子代表の横川朝治ヘッドコーチは「ウエストが大きかった。2センチくらい」と説明した。今大会は4日間同じスーツを使用し、約2時間前の予選でも検査を受けたが問題なし。悩めるエースに「神経をすり減らして、体も小さくなっている」と心配顔だった。

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2023年1月16日のニュース