青学大 連覇へ重要な“ピース”は“山の神”カルテット 原監督「慎重かつ大胆に起用したい」

[ 2022年12月16日 05:07 ]

壮行会でピースサインの原監督(前列右から2人目)と青学大選手、関係者たち(撮影・村上 大輔)
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 第99回東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)に向けて、2連覇を目指す青学大が15日、東京都渋谷区の青山キャンパスで会見を行った。原晋監督(55)は特殊区間である山の5、6区に充実の布陣がそろったと強調。前回5区で3位だった若林宏樹(2年)を筆頭にスペシャリスト4人の名を挙げ、2強を形成する駒大の3冠阻止への布石とした。

 これも自信の表れだ。原監督は5、6区の布陣を隠さなかった。若林、脇田幸太朗(4年)、西川魁星(4年)、黒田朝日(1年)。スペシャリスト4人を挙げた指揮官は「誰が走っても走力は十分ある。一人に頼るのではなくて、上り下りでも厚みがあるのが今年の青学」と手応えを口にした。

 大会新記録の10時間43分42秒で総合優勝を果たした前回大会に貢献した若林は、原監督が「若の神」と命名。「山上りで決まる」という往路の最重要区間は若林に加え、脇田、黒田がスタンバイ。駒大の3冠を阻止するため「慎重かつ大胆に起用したい」と話した。「若林、脇田は上りも下りも対応できる」とも明かし、復路の6区は西川も含め3人が候補に挙がる。

 若林は授業の関係で会見に欠席となったが、キーマンの脇田は「上りは夏合宿でコツをつかんだ」とし「5区でも6区でも力を発揮できる」と自信を見せた。

 今大会は世界平和、コロナ収束と2連覇をかけた「ピース大作戦」を掲げている。指揮官は「非常に良い状態。昨年の大会記録、同じ気象条件なら、それ以上の力がついてきている」と強調。「ピース大作戦!2番にならないようにVで帰ってきたい」と豪快に笑った。

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2022年12月16日のニュース