【箱根駅伝】東海大は復活したエース石原翔太郎が2区走る 両角監督が起用明言「彼しかいない」

[ 2022年12月14日 19:53 ]

<箱根駅伝・東海大公開練習>ガッツポーズで気合を入れる両角駅伝監督(前列中央)と選手たち(撮影・尾崎 有希)
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 来年1月2、3日の第99回東京箱根間往復大学駅伝に出場する東海大は14日、神奈川県内のキャンパスで会見を行った。両角速監督は長期離脱から復帰したエース石原翔太郎(3年)の2区起用を明言。エースに思いを託し、シード権獲得を狙う。

 石原が2年ぶりの箱根路へ挑む。「久しぶりなので楽しみつつ、後半の粘りを見せたい」。静かに闘志を燃やしている。昨年6月、股関節を疲労骨折していることが判明し、昨季全休。今年1月は箱根路の舞台に立てず、「走ることができるのは当たり前ではない」と胸に刻んだ。休養中は回復に努めながら、股関節周りを強化。今年4月に練習復帰し、先月の全日本大学駅伝では3区区間賞を獲得し、好調ぶりをアピールした。現在の状態は「7、8割くらい」で、残り期間のさらなる上積みで本番に備える。

 両角監督もエースへ大きな信頼を寄せており「彼しかいない」と2区で起用をする方針を明かした。石原は「下りが得意なので3区か6区を走ってみたい」と話すも、「状況は一つ(2区)しかない。(監督が乗車してエールを送る管理車から)“(ここは)下りだ!”と言います」と指揮官。エースは思いを託され「シード権獲得を目指し、任された区間を走る」と決意を示した。

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