美人プロの田辺ひかり シード返り咲きへ後輩のキャディーと二人三脚で安全圏に浮上

[ 2022年12月1日 17:56 ]

女子ゴルフ ツアー最終予選会 第3日 ( 2022年12月1日    岡山・JFE瀬戸内海GC )

田辺ひかり
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 来季のツアー前半戦の“生活権”を懸けたしびれる舞台で、21位から出た田辺ひかりが(25=伊藤園)が68で回り、通算6アンダーの8位に順位を上げた。

 会場のJFE瀬戸内海GCは実家から20キロのところにある地元。ジュニア時代から何度も回った経験があり、20年に同コースで開催された国内メジャーの日本女子プロの時には“地の利”を生かして優勝した永峰咲希に1打差の2位と大健闘した。

 「ここは実家から通えるというのもありますし、(日本女子プロでは)知っている人にキャディーをやってもらったので」と振り返る。慣れた環境に背中を押され、一気に気温が下がった3日目も寒さを吹き飛ばすプレーを見せた。

 今週は頼もしい相棒もいる。広島国際学院高の後輩で2歳下の男子プロ、関藤侑嗣がキャディーを務めているのだ。

 「ミスの想定も含めて保険をかけながら(コースの)マネジメントを考えてくれています。距離も風も番手も(全部)指示してくれて、私は余計なことを考えずに打つだけです」と頼り切っている。

 来季のツアー前半戦の出場権獲得の目安は4日間を終え35位前後と見られている。3日目を終えた時点で、2アンダーまではちょうど35人。そのラインまでは4打の貯金があるが、油断は禁物だ。「明日はできるだけアンダーでも回りたい」と後輩との二人三脚でゴールを目指す。

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2022年12月1日のニュース