比嘉 史上最高額賞金王へ V締めで01年伊沢超え2億2000万円

[ 2022年12月1日 05:10 ]

プロアマで笑顔を見せる比嘉(撮影・西尾 大助)
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 男子ゴルフの今季最終戦、日本シリーズJTカップは1日、東京都稲城市の東京よみうりCCで開幕する。前週、初の賞金王を決めた比嘉一貴(27=フリー)が30日、大会初制覇への意欲を口にした。今季5勝目で優勝賞金4000万円を加えれば、2001年の伊沢利光(2億1793万4583円)を超えるツアー史上最高の年間獲得賞金額となる。

 前週、初めての賞金王戴冠を決めたばかり。だからこそ、比嘉の今大会に懸ける思いは強い。「選ばれた人しか出場できない特別な大会で最後、優勝して締めくくるというのはプロとしての憧れ。いい締めくくりにしたい」。特別なシーズンを、最高の形で締めくくるつもりだ。

 今大会は過去3度出場で最高成績は昨年の12位。これまでは持ち球のドローの球筋でティーショットを放っていたが、今年はフェードも選択肢に入れられるようになった。「フェード向きのコース。今まで以上にいいプレーができるかな」と、手応えを感じている。

 今季4勝を挙げ、獲得賞金は約1億8000万円。優勝すれば2億2000万円を突破し、01年の伊沢利光を超えるツアー史上最高年間獲得賞金額となる。「2億突破も世界ランクを上げるにも優勝しないと。細かいことを考えすぎずに優勝を目指して、記録的なご褒美があると思って。とりあえず優勝するしかない」。今季5勝目へ、賞金王のモチベーションは高い。

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2022年12月1日のニュース