ラグビー・リーグワン「アーリーエントリー制度」導入 大学4年生の早期デビューが可能に

[ 2022年11月22日 19:51 ]

明大のWTB石田吉平
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 ラグビーのリーグワンは22日、来月17日に開幕する2季目のシーズンで、大学最終年の選手が卒業前に公式戦に出場できる「アーリーエントリー制度」を導入すると発表した。全国大学選手権の全日程終了後(来年1月8日決勝)、同4月からの入団が内定している選手が所定の手続きを完了させれば、内定しているチームで出場が可能となる。1部は第4節(1月14、15日)以降、2部は第3節(同)以降、3部は第4節(1月15日)以降の試合が対象となる。

 オンラインで会見した東海林一専務理事は制度導入の狙いについて、「チーム側からの声、ファンの声もあり、より多くの試合機会をつくり、幅広い選手に経験を積んでもらいたい。リーグ、チームとして、選手の育成を図る上でも必要(な制度)」と説明した。今季は大学最終年の選手が対象だが、来季以降は3年生以下の現役大学生に範囲を広げる可能性を含めて検討するという。

 現在の大学4年には、昨夏の東京五輪(7人制)に日本代表として出場した明大のWTB石田吉平、関東大学対抗戦で2連覇を決めた帝京大のSO高本幹也、ルーキー時代から早大で活躍しているNo・8相良昌彦らがいる。

 今季の大会概要も発表し、新型コロナウイルスの感染者が出て必要な選手数をそろえられず試合が中止となった場合、一方のチームの責任が認められれば勝ち点0とし、相手チームは同4(昨季は5)とすることになった。また今秋の日本代表で活動した選手の疲労を考慮し、出場試合数を調整する(プロテクト制度)ことも発表した。

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2022年11月22日のニュース