関脇・御嶽海 痛恨6敗目で1場所での大関復帰ならず… 関脇・豊昇龍、平幕・王鵬が1敗死守

[ 2022年11月22日 18:02 ]

大相撲九州場所10日目 ( 2022年11月22日    福岡国際センター )

翠富士(右)に寄り切りで敗れた御嶽海(撮影・成瀬 徹)
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 大相撲九州場所は22日、福岡国際センターで10日目の取組が行われ、大関から陥落した関脇・御嶽海(29=出羽海部屋)が6敗目を喫し1場所での大関復帰ならず。関脇・豊昇龍(23=立浪部屋)と前頭13枚目・王鵬(22=大嶽部屋)が9勝1敗とした。

 御嶽海は1分を超える取組の末、前頭3枚目・翠富士に寄り切りで敗れ痛恨の5連敗。10勝以上で大関復帰の場所だったが、悪い流れを断ち切れなかった。

 関脇・豊昇龍は、結びの一番でカド番の大関・正代を寄り倒しで破り6連勝。前日には佐渡ケ嶽審判長(元関脇・琴ノ若)が「番付が上の方が変化するのはちょっと…。関脇ですから堂々と」と指摘したが、この日も堂々とした取組を見せた。

 前頭13枚目・王鵬は前頭10枚目・碧山を寄り切りで制し破竹の9連勝。前日の取組後に「立ち合いでしっかり当たれている。それが結果になってうれしい」と手ごたえを話していた通りの結果になった。九州は祖父の大鵬が入幕6場所目で初優勝を果たした場所でもある。同学年の豊昇龍とトップを並走。22歳から目が離せない。

 大関・貴景勝は小結・霧馬山を押し出しで破り7勝目を挙げた。前頭筆頭・高安は小結・翔猿をはたき込みで制し8勝目。勝ち越しを決めた。

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