朝乃山 3番相撲も完勝 幕下で元十両・白鷹山を寄り切る 出場停止処分から復帰後16勝1敗

[ 2022年11月17日 15:22 ]

大相撲九州場所5日目 ( 2022年11月17日    福岡国際センター )

<大相撲九州場所5日目>白鷹山(右)を寄り切りで破った朝乃山(撮影・岡田 丈靖)
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 元大関の東幕下4枚目・朝乃山(28=高砂部屋)が同じ2戦2勝の元十両、西幕下5枚目の白鷹山(27=高田川部屋)を寄り切り、3戦全勝と星を伸ばした。協会の新型コロナウイルス感染対策ガイドライン違反による6場所出場停止処分が明け、名古屋場所から三段目で復帰して以降の戦績を16勝1敗とした。

 「大きいし背の高い相手。押し相撲なのでしっかり踏み込んで、自分の型になろうと思った」

 立ち合いで踏み込むと得意の右、さらには左まで入ってもろ差し。胸を合わせるとすぐさま前へ出た。1メートル89、171キロの自身より身長で3センチ、体重で6キロ劣るだけの相手に圧力で負けないよう心掛け、しっかり土俵上で体現した。

 十両復帰を確実にする今場所の6勝まであと3勝と折り返した。次の取組で勝てばひとまず勝ち越しだが、「勝ち越しは通過点。あと4番自信を持って相撲を取りたい」とあくまで7戦全勝を期す。「土俵上でまだまだ硬い。リラックスして肩の力を抜いて気を引き締めて臨みたい」。豊富な経験に裏打ちされた改善点を挙げた。

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2022年11月17日のニュース