渋野、3年ぶり米ツアー2勝目へ「チャンス大いにある」 3日からTOTOジャパンC開幕

[ 2022年11月2日 05:10 ]

<TOTOジャパンC・火曜練習日>アプローチ練習で調整する渋野日向子(撮影・井垣 忠夫)
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 国内唯一の全米女子プロゴルフ協会(LPGA)公式戦で、日本女子ツアーも兼ねるスポニチ主催「TOTOジャパンクラシック」は3日から4日間、滋賀県の瀬田GC北C(6616ヤード、パー72)で開催される。1日に公式会見が行われ、米ツアーメンバー出場枠で初出場する渋野日向子(23=サントリー)が抱負を語った。19年AIG全英女子オープン以来、3年ぶりとなる米ツアー2勝目への意欲をにじませた。

 初めて米ツアーメンバーとして出る今年の大会は、渋野にとって特別だ。3年ぶりとなる全米女子プロゴルフ協会公式戦としての開催。今年から主戦場を米国に移した23歳が、出場切符を勝ち取って帰ってきた。

 「アメリカツアーの選手としてこの大会に出場したかったので、参戦1年目にしてできて凄くうれしい。19年は有名な選手しか分からず“テレビで見たことある人だ”と。今回はそれなりに顔見知りで“日本へようこそ~”って言える選手がいるので感覚は違う」

 参戦1年目の今季はここまで21試合に出場し、ポイントランクは33位。自身4度目の大会出場だが、今回は同ランク上位に入り出場資格を得た。シード獲得に次ぐ「2つ目って言ってもいい」目標だった。同じルーキーのアタヤ・ティティクル(タイ)が、最新の世界ランキングで1位に立ったことも刺激になっている。「いつ1位になってもおかしくない。一緒に回ったことはないけれど、本当に素晴らしい選手」。今週、ライバルとして戦う相手でもある。

 舞台の瀬田GCは、琵琶湖のほど近くに位置する。「今週は何を食べようか、まだ考え中です。有名なのは近江牛…。一瞬、ちかえって読んじゃいますよね、ハハハ」と、米ツアーメンバーになってもらしさは健在。さらにこのコースはジュニア時代から試合で何度も回っており、19年大会は13位、昨年大会も7位と相性も悪くない。「日本人にチャンスが大いにある試合だと思うので、そのチャンスを生かしたい」と渋野。気合は十分。19年以来の米2勝目を、日本でつかむ年に1度のチャンスだ。

 ≪渋野とみなみが同組≫第1ラウンドの組み合わせが発表され、昨年大会を制した古江は全米女子オープン覇者のミンジ・リー(オーストラリア)、西村との組で午前9時50分に1番からスタートする。18年大会覇者の畑岡はチェ・ヘジン(韓国)と山下、渋野は李晶恩(韓国)と勝とのペアリング。世界ランキング1位のアタヤ・ティティクル(タイ)は笹生、西郷と同組となった。

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