西郷真央 雪辱Vへ「メリハリ」で攻略 昨年1差2位「コースは凄く難しい」

[ 2022年10月18日 04:20 ]

ショット練習する西郷真央(撮影・井垣 忠夫)
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 賞金総額2億円を誇る秋のビッグトーナメント「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」は20日から4日間、兵庫県のマスターズGC(6585ヤード、パー72)で開催される。メルセデス・ランキング2位につける西郷真央(21=島津製作所)が17日に取材に応じ、難コース攻略法を明かした。昨年1打差2位となった大会で、5月以来の今季6勝目を目指す。

 雨が降る中、練習場でクラブを調整しながら一球一球、丁寧に打ち込む。4位に入った前戦から一夜。4日間大会の普段通りのルーティンで西郷が始動した。今季ここまで5勝の実力者が、難コース攻略法を思い描いた。

 「コースは凄く難しい印象。しっかりメリハリをつけてプレーしたいと思っています」

 ポイントに挙げたのは「メリハリ」。つまり、攻めと守りのバランスだ。「ロングホールでしっかりバーディーを取って、ボギーが出やすいショートホールはしっかりパーセーブをする」。183ヤードと距離のあるパー3が2つ待ち受けるマスターズGC。ここで無理をしすぎず、しっかりとパーをセーブ。その分、パー5ではスコアを伸ばすべく積極的なゴルフを展開する構えだ。

 昨年大会では4位から最終日にベストスコア68をマークして追い上げたが、1打届かず2位。「最終日はいいプレーができた。優勝はできなかったけど印象に残っている試合」。現在のメルセデス・ランキングは2位で、トップの山下美夢有と520・66ポイント差となっている。今季も残り6試合。今大会はポイントの多い4日間競技でもあるだけに、その重要度も増すと言える。

 直近2試合はいずれもトップ5入り。アイアンショットの状態は上がっており、課題に挙げる1Wショットでは新たなヘッドやシャフトも試すなど調整を進めている。「しっかり予選を通過して、上位で争えるように。調子を上げて頑張りたい」。5カ月ぶりの6勝目を、秋のビッグトーナメントでつかむ。

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2022年10月18日のニュース