石川遼が珍記録? ダボ直後のイーグル奪取に「ダブルバウンスバック…みたいな」

[ 2022年8月20日 17:21 ]

長嶋茂雄招待セガサミーカップ第3日 ( 2022年8月20日    北海道 ザ・ノースカントリGC=7178ヤード、パー72 )

<セガサミーカップ・3日目>17番、イーグルパットを決める石川遼(撮影・西尾 大助)
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 石川遼(30=CASIO)は12位から出て1イーグル、2バーディー、1ダブルボギーの70で回り、通算7アンダーで首位と7打差の7位に浮上。珍しい「ダブルバウンスバック」もみせ、V戦線に望みをつないだ。

 難関の16番パー3で第1打を池に入れてしまい、痛恨のダブルボギーを叩く。だがここで簡単に崩れないのが石川だった。続く17番はこの日、実測280ヤードと距離が短く設定され、ワンオンも狙えるチャンスホール。石川は第1打をピン手前4メートルにつけ、すかさずイーグル。2つ落としたスコアを翌ホールで取り戻した。

 「何て表現したらいいのか、ダブルバウンスバックみたいな(笑い)。でもダブルボギーはいらないですね。今後は起こしたくないバウンスバック、恥ずかしい記録です」と笑顔で振り返った。16番が難しく17番がチャンスホールなのはラウンド前から認識していたという。「ムチが先に来て飴が後から来る感じ」と表現した。

 この「ダブルバウンスバック」で勢い付いたのは言うまでもない。まだアイアンの縦の距離感に不安を残すが「初日より昨日、昨日より今日と成長できている実感があるので自分の中では良い傾向です」。続く18番もバーディーで締め、首位とは7打差の7位で最終日を迎える。14、19年覇者の石川なら何かを起こす予感はある。

 第3ラウンドを終え、岩田寛(41=フリー)が通算14アンダーで首位、金谷拓実(24=Yogibo)が通算13アンダーで1打差の2位につけている。

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