リーグワン花園が元日本代表フランカー村田毅を獲得「早く認めてもらえるように」

[ 2022年8月1日 14:48 ]

日野自動車時代の村田毅(2018年8月20日撮影)
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 ラグビーリーグワンの花園(旧近鉄)は1日、元日本代表で通算7キャップを持つフランカーの村田毅(33)と、元スコットランド代表ロックのベン・トゥーリス(30)の新加入を発表した。リーグワン初年度は2部優勝を果たした花園は、22~23年シーズンは1部昇格が決定済み。2人のベテランは上位進出を目指すチームの大きな戦力となりそうだ。

 慶大出身の村田は11年にトップリーグのNEC(現東葛)入り。FW第3列としては並み居る外国出身選手にサイズで劣りながらも、激しいコンタクトプレーとハードワークで存在感を発揮。エディー・ジョーンズ氏が指揮を執っていた12年に初めて日本代表に招集され、なかなか出場機会には恵まれなかったものの、15年の韓国戦で念願の初キャップを獲得。同年のW杯代表入りは逃したものの、当時主将だったリーチ・マイケルから「エディーに一番やられた(しごかれた)のが村田」と評されるほど、ジョーンズ氏から一貫して目を掛けられた存在だった。

 17年には日野に移籍し、初年度シーズンにはチーム史上初のトップリーグ昇格に貢献。今季は2部4位だった日野では6試合に出場したものの、シーズン終了後に退団が発表され、去就に注目が集まっていた。村田はチームを通じて「大学1年生の時の日本選手権で、初めて社会人チームと試合した相手がライナーズでした。14年が経ち、この歳になって、今からそのチームに入団するというのは何かの縁を感じます。新しい仲間、新しい生活、大阪、これからの新たな出会いが楽しみです。近鉄の漢として、早くチームメイトやファンの方々に認めてもらえるように、そして感動を共に味わえるように、自分らしく挑戦することを止めずに全力を尽くしていきます」などとコメントした。

 一方、オーストラリア生まれのトゥーリスは、身長2メートル1を誇る長身ロック。プロ選手としては母の母国であるスコットランドでキャリアを積み、15年に同国代表で初キャップを獲得。19年W杯日本大会代表にも選ばれ、1次リーグのロシア戦では先発出場を果たした。チームを通じて「チームが最高のレベルで戦えるよう、私も全力を尽くしたいと思っています。この新しい挑戦をとても楽しみにしています」などとコメントした。

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2022年8月1日のニュース