宮城野部屋・大谷真惟 元白鵬の勧誘を受け「行くしかない」角界挑戦決意 名古屋場所新弟子検査

[ 2022年6月14日 15:31 ]

新弟子検査を受検した宮城野部屋の大谷真惟(日本相撲協会提供)
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 大相撲名古屋場所(7月10日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)の新弟子検査が14日、東京・両国国技館で行われ、大谷真惟(22=宮城野部屋)とガンゾリグ・オリギル(16=伊勢ケ浜部屋)の2人が受検した。ともに体格基準(身長1メートル67、体重67キロ以上)をクリア。内臓検査の結果に問題がなければ名古屋場所初日に合格が発表される。

 日大相撲部で昨年度副主将を務めた大谷は、既に決まっていた地元・沖縄での就職を断って角界に飛び込んできた。昨年12月に行われた全日本選手権で1回戦敗退。「大学までで相撲を辞めるつもりだったけど悔いが残った」と相撲への未練を断ち切れずにいた。同級生の川副圭太(23)が宮城野部屋の間垣親方(元横綱・白鵬)から勧誘を受けていたこともあり、自身も同部屋への入門へ心が動いた。昨年末、部屋のマネジャーを通して間垣親方から直接勧誘を受け「これは行くしかないと思った」と角界挑戦を決意。大横綱の指導を受けられることを「素直にうれしい」と喜んだ。

 川副は秋場所での幕下15枚目格付け出しデビューが予定されている。自身は名古屋場所で前相撲、秋場所で序ノ口デビューとなるため「早く追いついて一緒に頑張りたい。(プロに)入るからには上を目指したい」と切磋琢磨していくことを誓った。

 ◇大谷 真惟(おおたに・まさただ)1999年12月25日生まれ、沖縄県沖縄市出身の22歳。沖縄・中部農林高で相撲を始め、日大3年時に東日本学生選手権8強。4年時には副主将を務め、全国学生体重別135キロ以上級3位。1メートル84、188キロ。

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