ウォリアーズが王手 ウィギンスが26得点 カリーは232試合ぶりの3P成功なし

[ 2022年6月14日 13:17 ]

シュートを決めたあとグリーンとハイタッチをかわすウォリアーズのウィギンス(AP)
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 今季のNBA王者を決める「ファイナル(FINALS)」の第5戦が13日、カリフォルニア州サンフランシスコで行われ、ウォリアーズ(西地区)が104―94(前半51―39)でセルティクス(東地区)を振り切って3勝2敗。4年ぶり7回目のリーグ制覇に王手をかけた。

 第1Q途中で16点をリードしながら第3Q開始から連続10失点。このクオーターの8分すぎには5点を追う展開となった。しかし43分出場したアンドリュー・ウィギンス(27)が第4Qの10得点を含む26得点と13リバウンドを稼ぎ、第4戦に続いてダブルダブルを達成して勝利に貢献した。

 ステフィン・カリー(34)は16得点と8アシストをマークしたものの、ファイナルの過去4試合で成功率が49・0%に達していた3点シュートは9本すべて失敗。カリーが3点シュートを1本も決めることができなかったのは2018年11月8日のバックス戦(4本失敗)以来、実に232試合ぶりで、プレーオフでは133試合目で初めての出来事となった。

 ウォリアーズではゲイリー・ペイトン2世(29)が15得点、ジョーダン・プール(22)が第3Q終了間際の3点シュートによるブザービーターなどで14得点を挙げるなどベンチプレーヤーも活躍。ドレイモンド・グリーン(32)は第1戦と第3戦に続いて6反則で退場。ファイナルで3度6反則を記録したのは2000年のデール・デービス(ペイサーズ)以来、22年ぶりとなった。

 セルティクスは試合開始から3点シュートを12本連続で失敗したものの、その後は8本連続で成功。終わってみれば32本中11本を成功させたが、74―75で迎えた第4Qでは連続10点だった第3Qとは対照的に連続10点を失って今プレーオフでは初の連敗となった。

 44分出場のジェイソン・テータム(24)は27得点と10リバウンド、マーカス・スマート(28)は20得点、ジェイレン・ブラウン(25)は18得点を記録。しかしチーム全体でフリースローを31本中10本外しており、これがスコアに影響する結果となった。

 <ファイナルの結果と日程>
 ▼第1戦=〇セルティクス120―108●ウォリアーズ
 ▼第2戦=〇ウォリアーズ107―88●セルティクス
 ▼第3戦=〇セルティクス116―100●ウォリアーズ
 ▼第4戦=〇ウォリアーズ107―97●セルティクス
 ▼第5戦=〇ウォリアーズ104―94●セルティクス
 ▼第6戦=16日(ボストン)
 ▼第7戦=19日(サンフランシスコ)
 *日付は米国時間

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