阿部詩が五輪以来復帰戦で途中棄権 昨秋に両肩手術 柔道全日本選抜体重別選手権

[ 2022年4月2日 12:28 ]

柔道全日本選抜体重別選手権第1日 ( 2022年4月2日    福岡国際センター )

阿部詩
Photo By スポニチ

 昨夏の東京五輪で金メダルを獲得し、約8カ月ぶりの復帰戦となった女子52キロ級の阿部詩(21=日体大)が、坪根奈々子(自衛隊)との準決勝を棄権した。棄権による敗退決定後には取材に応じ、五輪後の昨年9、10月に両肩を相次いで手術していたことを明かした。

 阿部は1回戦で川田歩実(東海大)と対戦。序盤から組手争いで苦戦し、先に指導2で追い込まれる窮地に立たされた。迎えたゴールデンスコアの延長1分20秒、小外掛けで技ありを奪い勝ち上がったが、中盤から息が上がり、本来のパフォーマンスには遠く及ばなかった。

 取材時は吹っ切れた表情で、「本当は間に合わないはずだったが、(今大会に)出ないと世界選手権への道はないと言われ、とりあえず畳に立とうと思った。3月にやっと畳に立てたが、練習を始めて2週間だった」と話した。両肩については関節唇と呼ばれる肩を押さえる箇所が切れた状態で、五輪前から緩さを感じていたという。24年パリ五輪へ向け、五輪直後の手術を決断。一方で今年の世界選手権にも出場したいとの思いから、練習再開わずか2週間での復帰戦という苦渋の決断に至った模様だ。

 今大会は10月の世界選手権(ウズベキスタン・タシケント)、9月のアジア大会(中国・杭州)の最終選考会を兼ねている。代表は過去の実績を含めて総合的に選考されるため、阿部が代表に選出される可能性は高い。78キロ超級を除く女子の代表選手は第1日終了後に発表される予定で、阿部は「もう少し肩の状態を良くしてから稽古に取り組みたい」と前向きに語った。

「阿部詩」特集記事

「羽生結弦」特集記事

スポーツの2022年4月2日のニュース