ウィザーズが3試合ぶりに白星 センターで途中出場の八村は12得点 ネッツは10連敗 

[ 2022年2月11日 12:18 ]

ネッツのミルズとルーズボールを争うウィザーズのネト(AP)
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 NBA東地区全体11位のウィザーズは10日、地元ワシントンDCで同8位のネッツと対戦し、113―112(前半55―59)で競り勝って25勝29敗。3試合ぶりに白星を挙げ、カードは今季1勝2敗となった。3点差以内の試合では今季10勝4敗。ホームの成績を14勝14敗とした。

 ブラドリー・ビール(28)は左手首の手術を受けて今季の出場は絶望。ウィザーズはトレード期限となったこの日にスペンサー・ディンウィディー(28)ら4選手を放出して試合に臨んだが、モントレズ・ハレル(28)をホーネッツにトレードし、ダニエル・ギャフォード(23)が健康安全プロトコルの対象となって離脱していたたためにチームのセンター登録はトーマス・ブライアント(24)1人だけ。この影響で八村塁(24)は第1Qの5分18秒、そのブライアントに代わってコートに入り、ネッツの新人センター、デイロン・シャープ(20=206センチ、120キロ)とマッチアップした。

 このクオーターの6分41秒、左サイドからジャンプシュートを決めてこれが初得点。その1分49秒後にはネッツのジェームズ・ジョンソン(34)が試みたシュートを阻止して今季4つ目のブロックショットを記録した。第2Qは4分40秒から再びブライアントに代わって登場。6分11秒にはペイント内でターンアラウンドからのジャンプシュートを決めて前半では4得点をマークした。

 後半に入ると、第3Qの6分50秒にカイル・クーズマ(26)のパスを受けて正面からジャンプシュートを成功。このあとネッツの新人ガード、キャム・トーマス(20)のシュートも阻止して、この日2つ目のブロックショットも記録した。八村はもともとブロックショットの数がさほど多い選手ではなく、ルーキーイヤーが8(出場48試合)で昨季が7(出場57試合)だったが、今季は15試合で5となった。また1試合でブロックショットを2度記録したのは2季ぶり通算4回目となった。

 また2度目のブロックを見せたあと、八村は第3Qの残り2分8秒と1分7秒に立て続けて3点シュートを成功。1試合で2本決めたのは今季2回目で、成功率は41・9%(31本中13本)となって40%台に乗せた。

 結局、八村は22分の出場でフィールドゴール(FG)を8本中5本(うち3点シュートは2本とも成功)決めて12得点と4リバウンド、4アシスト、2ブロックショット、1スティールを記録。2ケタ得点は2試合連続で今季6回目となった。 

 クーズマは15得点、13リバウンド、10アシストでレイカーズ時代を含めNBA通算327試合目で初のトリプルダブル。ディンウィディーのトレードの影響で今季初めて先発に回ったガードのラウル・ネト(29)は今季自己最多でこの試合ではチーム最多となるの22得点をマークした。

 膝を痛めているケビン・デュラント(33)が13試合連続で欠場し、ジェームズ・ハーデン(32)を76ersに放出したネッツは10連敗を喫して29勝26敗。ワクチン未接種の影響でロードゲームのみの出場となっているカイリー・アービング(29)が31得点、新人のトーマスも27得点を稼いで土壇場まで競り合いを演じたが、あと一歩およばなかった。

 なおマーベリクスから221センチのクリスタプス・ポルジンギス(26)を獲得しているウィザーズは12日にキングスと対戦する。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場6分42秒=2得点)
(1)6分41秒・左サイドからプルアップでジャンプシュート=〇
 ▼第2Q(出場4分27秒=2得点)
(2)6分11秒・ペイント内でターンアラウンドからジャンプシュート=〇
(3)8分11秒・左エルボー付近からプルアップでジャンプシュート=
×
 ▼第3Q(出場5分42秒=8得点)
(4)6分50秒・フリースローライン付近からジャンプシュート=〇(アシスト・クーズマ)
(5)9分4秒・正面からプルアップでジャンプシュート=×
(6)9分52秒・左サイドから3点シュート=〇(アシスト・クーズマ)
(7)11分53秒・右サイドから3点シュート=〇(アシスト・クーズマ)
 ▼第4Q(出場4分47秒=無得点)
(8)1分1秒・正面からドライブして左手でレイアップ=×

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