【箱根駅伝5区】区間賞は2年連続で帝京大・細谷「復路のために1秒でも早くゴールしたかった」

[ 2022年1月2日 13:56 ]

第98回東京箱根間往復大学駅伝 往路 ( 2022年1月2日    東京・大手町~神奈川・箱根町 5区間、107・5キロ )

帝京大・細谷翔馬
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 第98回東京箱根間往復大学駅伝第1日は2日午前8時、東京・大手町をスタート。往路は神奈川県箱根町までの5区間、107・5キロで行われた。

 上りに特化した選手が担当することが多く、これまで圧倒的な快走を見せた今井正人(順大)、柏原竜二(東洋大)、神野大地(青学大)が「山の神」と呼ばれてきた標高874メートルまで一気に駆け上がる5区(小田原中継所~箱根芦ノ湖、20・8キロ)。トップでタスキを受けた青学大・若林宏樹(1年=洛南)を、1分37秒後にスタートした東京国際大・倉掛響(1年=小林)、国学院大・殿地拓朗(4年=益田清風)、前回5区区間賞の帝京大・細谷翔馬(4年=東北)、創価大・三上雄太(4年=遊学館)の順で追う展開。その後ろから5区区間記録を持つ東洋大・宮下隼人(4年=富士河口湖)が追い上げた。

 青学大・若林は安定したペースを刻み、トップを独走。後続は、11キロ過ぎに帝京大・細谷が国学院大・殿地を抜いて2位に浮上、4位には、駒大・金子伊吹(2年=藤沢翔陵)が上がってきた。青学大・若林はそのまま後続の追撃をかわし、2年ぶりの往路優勝となる箱根芦ノ湖のゴールにトップで飛び込んだ。区間タイムは区間記録に迫る1時間10分47秒だった。2位は2分37秒差の帝京大・細谷、3位は駒大・金子と続いた。

 区間賞の帝京大・細谷はレース後、「風が強かったんですけど、復路のために1秒でも早くゴールしてつなげるということ考えて走りました。往路2位はとてもうれしい結果なんですけど、優勝を目指していたので少し悔しいです」と自らの走りを振り返った。

◆第5区区間記録
1 細谷翔馬(帝京大4年)1時間10分33秒
2 吉田響(東海大1年)1時間10分44秒
3 若林宏樹(青学大1年)1時間10分46秒
4 金子伊吹(駒大2年)1時間11分19秒
5 四釜峻佑(順大3年)1時間11分44秒
6 阿部陽樹(中大1年)1時間11分58秒
7 山崎諒介(神奈川大3年)1時間11分59秒
8 宮下隼人(東洋大4年)1時間12分22秒
9 殿地琢朗(国学院大4年)1時間12分43秒
― 福谷颯太(学生連合=筑波大3年)1時間13分1秒
10 吉本光希(中央学院大3年)1時間13分17秒
11 伊藤大志(早大1年)1時間13分24秒
12 三上雄太(創価大4年)1時間13分32秒
13 山本雷我(国士舘大2年)1時間13分50秒
14 倉掛響(東京国際大1年)1時間13分58秒
15 吉冨純也(日体大2年)1時間14分30秒
16 細迫海気(法大2年)1時間14分33秒
17 成毛志優(山梨学院大4年)1時間14分49秒
18 下條乃将(明大3年)1時間14分54秒
19 野下稜平(専大2年)1時間15分50秒
20 永井竜二(駿河台大3年)1時間16分59秒

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