【箱根駅伝3区】東京国際大・丹所が区間賞「日本人最高を狙っていたのでよかったです」

[ 2022年1月2日 11:33 ]

第98回東京箱根間往復大学駅伝 往路 ( 2022年1月2日    東京・大手町~神奈川・箱根町 5区間、107・5キロ )

<第98回箱根駅伝・茅ヶ崎雑観>3区、江の島をバックに競り合う東京国際大・丹所(右)と青学大・太田(撮影・村上 大輔)
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 第98回東京箱根間往復大学駅伝第1日は2日午前8時、東京・大手町をスタート。往路は神奈川県箱根町までの5区間、107・5キロで行われた。

 湘南海岸沿いの比較的平たんなコースである半面、海風の影響を受けやすい3区(戸塚中継所~平塚中継所、21・4キロ)。2区の流れを維持、または遅れを取り戻すために有力選手を置くチームも多い区間は、トップでスタートした駒大・安原太陽(2年=滋賀学園)を、1分03秒差で出た青学大・太田蒼生(1年=大牟田)、東京国際大・丹所健(3年=湘南工大付)が追う展開。その後ろから帝京大・遠藤大地(4年=古川工)が追い上げた。

 13キロ手前で駒大・安原に東京国際大・丹所、青学大・太田が追い付き、3人のトップ集団に。14キロ過ぎに安原が遅れ、先頭は丹所、太田の2人になった。18キロ過ぎには、太田がスパートして丹所を突き放し、トップでタスキリレーした。 2位は12秒差で東京国際大・丹所。次いで帝京大・遠藤、国学院大・山本歩夢(1年=自由ケ丘)、駒大・安原と続いた。6位以降は、東洋大・佐藤真優(2年=東洋大牛久)、中大・三浦拓朗(4年=西脇工)、法大・小泉樹(1年=国学院久我山)。

 1時間00分55秒で区間賞の東京国際大・丹所はレース後、「日本人最高を狙っていたので無事に出せてよかったです。前半、突っ込み過ぎた部分もあったんですが、自分はそういうのが合っていると感じられたレースだったので勉強になりました」と自らの走りを振り返った。母校・湘南工科大付高沿いのコースを走り「本当に最高でした。お世話になった先生方だったり、友人だったり、地元のメッセージがあったからこそ区間賞、日本人最高記録に結びついたと思う。みなさんに感謝です」と話した。

◆平塚中継所通過順位(前中継所順位)
1 青学大  3時間9分34秒(2位)
2 東京国際大+0分12秒(4位)
3 帝京大  +1分6秒(5位)
4 国学院大 +1分42秒(10位)
5 駒大   +1分59秒(1位)
6 東洋大  +2分21秒(8位)
7 中大   +2分36秒(11位)
8 法大   +2分55秒(9位)
9 国士舘大 +3分16秒(3位)
10 順大   +3分21秒(17位)
<以上シード権>
11 創価大  +3分30秒(6位)
12 山梨学院大+3分36秒(7位)
13 早大   +3分57秒(13位)
― 学生連合 +4分10秒
14 日体大  +4分32秒(14位)
15 神奈川大 +4分45秒(12位)
16 明大   +5分29秒(15位)
17 東海大  +5分37秒(16位)
18 駿河台大 +7分40秒(19位)
19 中央学院大+8分36秒(20位)
20 専大   +9分28秒(18位)

◆区間記録
1 丹所健(東京国際大3年)1時間0分55秒
2 太田蒼生(青学大1年)1時間1分0秒
3 伊予田達弥(順大3年)1時間1分19秒
4 遠藤大地(帝京大4年)1時間1分39秒
5 山本歩夢(国学院大1年)1時間1分59秒
6 太田直希(早大4年)1時間2分23秒
7 三浦拓朗(中大4年)1時間2分38秒
8 佐藤真優(東洋大2年)1時間2分46秒
9 大畑怜士(日体大4年)1時間2分47秒
10 武川流以名(中央学院大1年)1時間3分10秒
11 小泉樹(法大1年)1時間3分20秒
12 町田康誠(駿河台大3年)1時間3分35秒
13 宇津野篤(神奈川大2年)1時間3分37秒
14 児玉真輝(明大2年)1時間3分39秒
15 神薗竜馬(東海大2年)1時間3分46秒
― 斎藤俊輔(学生連合=立大4年)1時間3分47秒
16 安原太陽(駒大2年)1時間4分1秒
17 桑田大輔(創価大2年)1時間4分2秒
18 荻原陸斗(国士舘大4年)1時間4分6秒
19 高田尚暉(山梨学院大1年)1時間4分7秒
20 ダンカン・キサイサ(専大1年)1時間6分34秒

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