またラグビー界から薬物逮捕者 リーグワン東葛選手が違法薬物所持で 1・7開幕へ暗雲

[ 2022年1月2日 08:07 ]

 ラグビーリーグワンの東葛(旧NEC)は1日、所属選手のブレイク・ファーガソン(31)が昨年12月30日に違法薬物所持の疑いで逮捕されたと発表した。昨年終了したトップリーグを刷新して創設されたリーグワンの開幕を前に、出ばなをくじくような不祥事の発覚となった。

 逮捕時の状況などは不明。東葛は1日に公式ウェブサイトで「関係の皆様に多大なるご心配とご迷惑をお掛けしておりますことにつき、深くお詫び申し上げます。当チームでは警察の捜査に全面的に協力するとともに、状況把握に努めております」などとコメントを発表した。

 ファーガソンはオーストラリア出身で1メートル91、102キロのサイズを誇るWTB。同国では15人制よりも人気が高い13人制(リーグラグビー)のプロ選手として長年活躍し、代表歴もある。昨年11月に東葛への新加入が発表され、先月更新されたリーグ公式YouTubeチャンネルでのインタビューでは「新しいチャレンジをしたかった。オーストラリアでは、全ての目標を達成したので、さらに厳しい環境で自分を試したい」と来日や15人制転向への理由などを語っていた。

 トップリーグ時代には19年6月にトヨタ自動車(現トヨタ)所属選手が、20年3月には日野所属の選手が違法薬物使用容疑などで逮捕される事案が発覚。日本ラグビー協会が中心となってインテグリティの追求やコンプライアンスの徹底に取り組んできたが、再び薬物禍に見舞われる事態となった。

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2022年1月2日のニュース